当連載の著者、鈴木尚広選手への質問を募集します。上記のリンクからお寄せください 神社で学び、美術館で修正
野球以外の世界で活躍される方々、特にその道を究めたトップの方のお話を聞くと刺激を受けますし、“本物”に触れることは大切なことです。彼らの言葉のなかには、他競技であっても、スポーツと全く関係のない世界のお話であったとしても、自分を成長させるチャンスとヒントが無限に隠されており、それを“感じ取る力”はとても重要な能力だと思っています。“感じ取る力”はいわゆる“感性”と置き換えてもいいのですが、そこには“第六感”と呼ばれる、五感を超えた理屈では説明できない感覚も含まれています。気持ちが純粋ではないと持てない力・感覚で、物事に対して先入観や余計な考えを持っていると、クリアに見えず濁ってしまう。良いものが目の前にあるのに、素通りしてしまうことにもなりかねません。純粋な気持ちでいれば感じ取れるものですが、鈍感になってしまうときも稀にあるものです。
そういうとき、僕は神社へ足を運びます。静寂に包まれた神社の境内は、精神性の高い清い空気が流れていて、自分の精神もクリアになるイメージ。心地良い空気に触れて邪念を洗い流し、凝り固まった思考をほぐして、純粋さを取り戻すわけです。
僕は一度神社を訪れるとかなりの時間を過ごしてしまうのですが、次第に感覚が研ぎ澄まされていくのが分かります。何を見るわけでも、何をするわけでもないんです・・・
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