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立浪和義のコラム

日本ハム逆転Vのカギを握る中田翔選手の課題とは

 

 パ・リーグではソフトバンク日本ハムの戦いが白熱していますが、そのカギを握っているのが、日本ハムの四番・中田翔選手です。今年は119試合で打点95と非常に勝負強いバッティングをしてはいますが、打率が.253、ホームラン21本は不本意な数字だと思います(9月1日現在)。

 中田選手とは前回のWBCで一緒にやらせてもらいましたが、スイングスピードの速さ、フォロースルーの大きさと、まさにホームランバッター。ロングティーをしても、代表チームが練習をしていた宮崎サンマリン球場の場外まで飛ばしていました。私がこれまで見てきた選手と比較しても、遠くに飛ばす能力はトップクラスです。1シーズン40本、50本のホームランを打ってもおかしくない力を持っていますが、実際には昨年の30本が最多と、なかなか実力を出し切れていません。

悪いなりにしっかり結果を残してはいるが、この数字で終わるような器の選手ではない


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立浪和義の「超野球論」

立浪和義の「超野球論」

そのときどきで気になった選手や試合、さらに、私が感じたポイントについて書いていきたいと思います。野球をより深く知りたいという方、また、もっともっと野球がうまくなりたいという中学、高校生のみなさんにも参考になる連載になればと思っています。

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