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立浪和義のコラム

短期決戦で重要なものとは

 

初のCS進出を決めたDeNAは、どこまで行くのか


 今週末からクライマックスシリーズ(CS)のファーストステージが始まります。9月28日に上位3チームすべての順位が確定し、まずパ・リーグがソフトバンクロッテ、セ・リーグが巨人とDeNAの対戦になりました。

 プロ野球選手は当然リーグ優勝を目指して戦っていますが、このCS制度ができてからは、戦い方が少し難しくなりました。優勝チームはファイナルステージでは1勝のアドバンテージがあり、有利は有利なのですが、ペナントレースが終わってから時間が空くことに加え、ファーストステージを勝ち上がったチームのほうが、どうしても勢いがあります。精神面でも、優勝チームは勝たなければリーグ優勝の価値が下がるという思いもあるでしょうが、2、3位のチームは“勝てばもうけもの”くらいの気持ちで戦えます。ロッテが過去2度、2、3位から日本一に駆け上がった“下剋上”がありました。今年もセであれば広島が独走で優勝を決めたシーズンでしたが、DeNAが終盤に来て元気ですし、ひと波乱、ふた波乱あるかもしれません。

 私も現役時代、日本シリーズ、CSと何度も短期決戦を経験していますが、精神面に加えて、コンディションが非常に大きいなといつも感じました。要は・・・

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立浪和義の「超野球論」

立浪和義の「超野球論」

そのときどきで気になった選手や試合、さらに、私が感じたポイントについて書いていきたいと思います。野球をより深く知りたいという方、また、もっともっと野球がうまくなりたいという中学、高校生のみなさんにも参考になる連載になればと思っています。

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