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立浪和義のコラム

WBC世界一奪回のために(前編)

 

2015年プレミア12での大谷。強化試合では打者に専念したが、立浪氏は「投手に専念したほうがいい」と断言(文中の数字、情報は1月11日時点)


 第4回のWBCが近づいています。私は前回2013年大会で打撃コーチをさせていただき、悔しい思いをしましたし、今回の代表選手には一緒に戦った前回経験者がたくさんいます。短期決戦の勝敗は紙一重。余計なプレッシャーをかけたくはありませんが、できる限りの準備をし、悔いのない戦いをしてほしいと思います。

 これまでは代表候補選手を多めに選び、合宿などで絞り込んでいく形でしたが、今回はまず19人の代表選手が先行発表されました。残る選手は日本人メジャーの動向次第ということなのでしょうが、小久保裕紀監督が、選手の調整、準備という部分に配慮しての決断だと思います。

 例年に比べたら1カ月以上前の時期から“本番”が始まりますから、そこに合わせ、調整していくのは大変です。さらに言えば、そこに合わせて調子が上がる選手、上がらない選手も必ず出ます。首脳陣は、その見極め、選ばれた選手からすれば、しっかりそこに合わせられるかが、これから大会までのテーマになります。

 以前強化試合の後で書かせていただいたものと重なる部分もありますが、今回と次回の2回に分け、WBCのポイントになりそうな個所を考えてみます。

 まず、投手ですが、大変なのは、やはり・・・

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立浪和義の「超野球論」

立浪和義の「超野球論」

そのときどきで気になった選手や試合、さらに、私が感じたポイントについて書いていきたいと思います。野球をより深く知りたいという方、また、もっともっと野球がうまくなりたいという中学、高校生のみなさんにも参考になる連載になればと思っています。

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