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立浪和義のコラム

盤石のソフトバンクを追う日本ハム、ロッテ

 

4月2日、難敵ロッテとの開幕カードでソフトバンクは3連勝を飾った[左が中田賢一、右が内川聖一]


 この原稿執筆の時点で(4月5日)、すでに開幕から4戦が終了していますが、前回のセ・リーグに続き、今回はパ・リーグの2017年シーズンを占ってみたいと思います。

 絶対の優勝候補は、ロッテに開幕カードで3タテを食らわしたソフトバンクです。ロッテからデスパイネが移籍し、打線の破壊力も増しました。とにかく投打とも選手層が圧倒的で、ほとんど死角がありません。

 ソフトバンクを追うのは、前年の王者日本ハムとロッテでしょう。日本ハムは大谷翔平の投手復帰の時期次第ですが、昨年の実績もありますし、ソフトバンクをしのぐ可能性は十分にあります。これは起用法もかかわってきますが、一番のプラス材料は、打者・大谷の成長です。スイングが間違いなく、速くなっています。あれだけ球を引き付けて、しかも逆方向のスタンドまで運んでしまうのですからパワーもケタ違いです。昨年は、グリップがやや背中方向に入ってしまうクセが気になりましたが、今年は構えがゆったりとし、ふところも深くなっています。インサイドをさらに楽にさばけるようになり、極端な話、打者一本でタイトルを狙うのも可能かもしれませんね。

 ロッテは投手陣がそろっているのが大きいと思います。開幕カードから4連敗を喫してしまいましたが・・・

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立浪和義の「超野球論」

立浪和義の「超野球論」

そのときどきで気になった選手や試合、さらに、私が感じたポイントについて書いていきたいと思います。野球をより深く知りたいという方、また、もっともっと野球がうまくなりたいという中学、高校生のみなさんにも参考になる連載になればと思っています。

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