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立浪和義のコラム

2000安打に順調なスタートを切った阿部慎之助選手

 

今季初打席で技ありのホームランを放った阿部/写真=大泉謙也


5人の達成候補たち


 荒木雅博(中日) 35本
 福浦和也(ロッテ) 68本
 阿部慎之助(巨人) 71本
 内川聖一(ソフトバンク) 90本
 鳥谷敬(阪神) 114本

 すべて4月11日の試合終了時点ですが、皆さん、この数字が何かご存じでしょうか。

 週ベの読者の方には、分かり切った質問だったと思いますが、2000安打まで、あと何本かという上位者リストです。一番“遠い”鳥谷が打率.467と現在絶好調でセの首位打者を走っていますし、内川も.359。二軍スタートで出遅れた福浦以外は、今シーズンでの実現の可能性が高くなっています。

 その中で、数字から言えば、ドラゴンズの荒木が一番近く、開幕からスタメンで使ってもらっていますし、一番乗りの可能性は大です。荒木は、通算打率では.268と、この5人の中で一番低いのですが、守備と足という武器があり、だからこそ、これだけ使ってもらい、ヒットを増やすことができたとも言えます。

 年齢を見ると、上位の3人は、荒木が39歳、福浦が41歳、阿部が38歳と、みな大ベテランです。彼らは当然、これまで2000安打を大きな目標として目指してきたと思いますが、ベテランになると、なかなか先を計算できません。どうしても周りの見方が厳しくなりますから、少しでも結果が出ない時期が続くと・・・

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立浪和義の「超野球論」

立浪和義の「超野球論」

そのときどきで気になった選手や試合、さらに、私が感じたポイントについて書いていきたいと思います。野球をより深く知りたいという方、また、もっともっと野球がうまくなりたいという中学、高校生のみなさんにも参考になる連載になればと思っています。

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