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立浪和義のコラム

セの打者よ奮起を

 

問題は技術より意識


 2004年に球界再編問題で大騒ぎとなった後、05年から交流戦は始まりましたが、毎年のようにパ・リーグがセ・リーグを圧倒しています。残念ながら、今年もそんな予感がありますね。これは力の差というより、野球のスタイルの問題もあります。

 おそらく、読者の皆さんはパ・リーグの「力勝負」に対し、セ・リーグは「緻密な野球」という印象があるのではないでしょうか。私も現役時代に経験していますが、確かにそういう面はあります。相手を探りながらのセの野球は、何度も対戦する長いシーズンならともかく、交流戦のような短期決戦では難しい面もあるのかもしれません。

 ただ、始まって今年でもう13年目。セのチームも、いつまでもそれを言い訳にはできません。しかも、かつての日本ハムダルビッシュ有(現レンジャーズ)、楽天田中将大(現ヤンキース)のようなスーパーエースがパにいた時代ならともかく、いまはそこまで圧倒的な投手がいるわけではありません。そろそろセの打者もしっかりリベンジしてほしいですね。

 問題は技術ではなく・・・

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立浪和義の「超野球論」

立浪和義の「超野球論」

そのときどきで気になった選手や試合、さらに、私が感じたポイントについて書いていきたいと思います。野球をより深く知りたいという方、また、もっともっと野球がうまくなりたいという中学、高校生のみなさんにも参考になる連載になればと思っています。

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