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立浪和義のコラム

先発の差がファーストステージの勝敗を分けた

 

※成績等はCSファーストステージ終了時点

10月15日の対阪神戦に勝利したDeNAは一気に勢いを増した/写真=前島進


もし試合中止なら……


 CSのファーストステージが終わりました。セ、パともに3位のチームが勝ち上がりましたが、最大3戦で2勝すればという戦いは、やはり難しいものですね。負けた阪神、西武にしても、大きな力の差があったわけではない。本当に紙一重の差でした。

 ただ、1つはっきり言えるのは、信頼できる先発投手の枚数が勝敗を分けたということです。

 ペナントレースで2位となった阪神は、もともとなかなか点が取れない“重たい試合”が多い印象がありました。打線の軸となったのは、ベテランの福留孝介選手ですが、ほかの野手にしても糸井嘉男選手、鳥谷敬選手のベテランがいて、あとは若手を調子の良し悪しを判断しながら起用してきたチームです。本当の意味での軸がいないので、1年を通して好調を維持するのが難しかった。先発もメッセンジャー投手以外の安定感が今一つで、それを桑原謙太朗選手、マテオ選手といった中継ぎ陣でこらえ、なんとか勝利に結びつけ、2位に入りました。

 対してDeNAは筒香嘉智選手を軸に・・・

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立浪和義の「超野球論」

立浪和義の「超野球論」

そのときどきで気になった選手や試合、さらに、私が感じたポイントについて書いていきたいと思います。野球をより深く知りたいという方、また、もっともっと野球がうまくなりたいという中学、高校生のみなさんにも参考になる連載になればと思っています。

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