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プロ野球デキゴトロジー/4月8日

雪模様の中で東京ドーム初の開幕戦【1988年4月8日】

 

外は雪模様。ある意味、野球の神様がドーム球場オープニングを祝ってくれたとも言えるか



 プロ野球の歴史の中で、日付にこだわって「その日に何があったのか」紹介していく。今回は4月8日だ。

 1988年は、4月8日が両リーグ開幕だったが、3カードが予定されていた関東地方は、あいにくの雪模様となり、西武球場で予定されていた西武―南海戦は中止となった。

 しかし、残る2カード、巨人ヤクルト日本ハムロッテ戦は、試合中、観客が寒さに震えることもなく(球場までの行き来は別)、問題なく開催されている。

 舞台は、開場したばかりの屋根付き球場、東京ドームだ。日本初のドーム球場として同年完成。この年から後楽園に引き続き、巨人、日本ハムの本拠地となり、記念すべき公式戦第1試合も、デーゲームで巨人─ヤクルト、ナイターで日本ハム─ロッテと変則ダブルヘッダーとなった。

 残念ながら巨人、日本ハムとも黒星スタートとなったが(巨人は2対4、日本ハムは2対3)、いずれも2、3戦は勝利し、開幕カードは勝ち越している。なお、東京ドームの第1号ホームランはヤクルトの新外国人・デシンセイが2回表に桑田真澄から放った一打。日本テレビの解説は、前年限りで引退した江川卓と元巨人監督・長嶋茂雄だった。

 特に巨人としては、何が何でも優勝で飾りたかった“ドーム元年”だが、前半戦首位も後半戦に失速。同年限りで王貞治監督は退任した。

写真=BBM
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