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プロ野球デキゴトロジー/7月4日

“苦労人”オリックス・戎信行が10年目の初勝利【2000年7月4日】

 

91年育英高からドラフト2位でオリックスに入団。帽子のツバには息子の名前が書かれている


 プロ野球の歴史の中で、日付にこだわって「その日に何があったのか」紹介していく。今回は7月4日だ。

 2000年の7月4日は、オリックスの戎信行日本ハム戦(東京ドーム)に先発し、プロ初勝利を挙げた日だ。戎は1991年の入団で、プロ10年目。10年目以上の初勝利はプロ野球史上4人目だった。

 育英高のエースとして3年夏の甲子園に出場し、地元・兵庫のオリックスに91年入団。3年間は一軍登板がなく、初登板は94年9月21日、ロッテ戦だったが、先発起用もKOされ、以後先発の機会はなかった。鳴かず飛ばずが続く中、10年目の00年に。開幕は二軍スタートで5月に一度昇格もすぐ二軍に逆戻り。それでも二度目の昇格となった6月に中継ぎで結果を出し、6月27日に自身2度目の先発のチャンスを手にした。ちょうど息子の1歳の誕生日だった。

 結果は5回途中1対0で交代も後続が打たれ、勝敗はつかなかったが、確かな自信をつかむ一戦となった。そして迎えた7月4日、8回2失点でついに初勝利。ヒーローインタビューで「(ウイニングボールを持って)重さは145グラムですが、重くて価値のあるボールです。これで息子とキャッチボールします」と言って、ビジターながら大歓声を受けた。

 同年、戎は8勝2敗、防御率3.27で最優秀防御率も手にしている。

写真=BBM

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