阪神の新人・
糸原健斗のワンマンショーとなった。
1、2打席で連続二塁打、5回にはプロ初本塁打。そして、そして……。
6対3とリードし、9回表、阪神最後のマウンドに立ったのが、ドリス。もしかしたら糸原は守備位置でヒーローインタビューの想定問答をしていたかもしれない。甲子園もすでににっくき
巨人相手の快勝は確定と沸きに沸いていた。
だが、ドリスがまさかの背信。3失点で同点とされ、勝負は9回裏に持ち込まれた。そして二死一、二塁。勝負の女神は、この絶好の場面に、やはり糸原を送った。そして糸原も女神の(もろろん、
金本知憲監督も)期待にこたえ、センターオーバーのサヨナラ打!
ここから近年、恒例の歓喜の水かけになったのだが、左で審判も華麗なダンス……ではもちろんなく、もらい水を避けようとしている1枚です。
糸原君、いい顔してるね!
写真=早浪章弘