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全日本クラブ野球選手権大会リポート

【全日本クラブ野球選手権】元近鉄・佐々木恭介監督が語るクラブ野球の魅力とは?

 

9月1日からメットライフドームで開幕した第42回全日本クラブ野球選手権大会。週刊ベースボールONLINEでは、全日本クラブ選手権大会にまつわるさまざまな情報や知られざる秘話を『JABA×グラゼニ社会人野球公式サポーター』の3人が日替わりで発信していきます。本日は田中優美さんです。

「一戦にかける試合は最高にしびれるよ!!」


大和高田クラブを率いる元近鉄の佐々木恭介監督


 9月1日に全日本クラブ野球選手権大会が開幕しました!

 初日の第4試合、太田球友硬式野球倶楽部−大和高田クラブの試合は9対2(7回コールド)で大和高田クラブに軍配が上がりました。

 勝利した大和高田クラブの佐々木恭介監督は、かつて社会人野球の企業チーム、新日鉄広畑(現・新日鉄住金広畑)で活躍後、1972年ドラフト1位で近鉄バファローズに入団。78年には打率.354で首位打者を獲得したスラッガーでした。82年限りで引退後、近鉄監督や阪神タイガース西武ライオンズ、中日ドラゴンズなどのコーチも歴任してきました。

 そんなプロ野球、社会人野球を知り尽くした同監督にクラブ野球の魅力をうかがいました。

「クラブチームがプロや企業チームと異なるのは練習時間。プロはもちろん、企業チームにいたときにも練習は毎日できていたが、今のクラブチームは週4回のみ。1年で考えると企業チームの半分ほどの練習時間になってしまう。限られた時間の中でどれだけ頭を使うか、100パーセントの練習ができるか、1球たりとも疎かにしないでやるか、それがクラブチームの宿命。短い時間でいかに強くなるかがクラブチームの楽しいところ」

 短い練習時間で強くなる秘訣については次のように語ってくれました。

「練習は厳しく。練習だからと言ってのびのび打たせることはない。時間が少ないから工夫も必要。常にいろんな状況を想定し、それに対応した練習をしている」

 さらに「いかなる試合でも、どんなに気持ちが熱くなっても、頭は常に冷静にして、みんながその場の仕事をしっかりとできるチームにしていきたいね」というのが理想のチームだそうです。

 野球に対して厳しい方ですが、取材中は明るく陽気に語ってくれた佐々木監督。なぜ、プロの世界の指導者からクラブ野球の監督になったのかを教えてくれました。

「私は新日鉄広畑に入社して、トーナメントの厳しさの中で育ててもらった。その後、プロに入り、リーグ戦で『今日は負けても明日がある』という期間が長くなり、もう一度トーナメントの一戦にかける厳しさを味わいたいと思った。だからクラブチームの監督を引き受けた。一戦にかける試合は最高にしびれるよ!!」

 楽しそうに話してくださり、クラブ野球に対する愛もヒシヒシと感じました。

 大和高田クラブの2回戦(対ゴールデンリバース)は9月3日、午前11時半スタート予定。

「監督就任1年目の去年は2回戦で敗退しているので、次の試合、全力で勝ちにいく」と佐々木監督。去年の成績を超えられるか注目です。

 社会人野球公式サポーター3人のコラム第1弾、本日の担当は田中優美でした。

 明日のコラムは成田沙耶加さんが担当です。

PROFILE

左から成田沙耶加さん、豊島わかなさん、田中優美さん/写真=矢野寿明


なりた・さやか●1990年7月30日生まれ。山梨県出身。ニックネームは「さやくま」。野球観戦歴は家族の影響で幼少時から。趣味は料理とスポーツ観戦、特技は健康食作り。

とよしま・わかな●1986年12月14日生まれ。愛知県出身。ニックネームは「豊ちゃん」。野球観戦歴は小学生のころから。趣味は暗記、特技は歴史に詳しいこと。

たなか・ゆみ●1992年5月21日生まれ。神奈川県出身。ニックネームは「ゆーみん」。野球観戦歴は高校1年生のころから。趣味は動物とたわむれる、特技は脚が柔らかいこと。

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