不振の打撃陣をカバーする投手陣
柳田のバットも湿ったまま……
何度か入れ替えがあったが、8月15日に首位に立って以来、
ソフトバンクが快進撃を続けている。同日を含め
オリックスに2勝、
楽天に3勝、
西武に3勝、
ロッテに1勝2敗、
日本ハムに1勝1敗、楽天に3勝でトータル13勝3敗のハイペースで、楽天の急失速もあり、9月4日時点で2位の西武に12ゲーム差をつけている。
ただ、圧倒的な強さで勝っているかと言えば、そうではなく、意外と接戦も多い。
その最大の理由が打撃不振だ。15日以降のチーム打率は.231、9月の対楽天3試合に限れば、.203となっている。
さらに言えば、これは7点、9点、10点を取った22日から24日までの西武3連戦があってこそで、25日以降の8試合は、.211と湿っている。
今のソフトバンクを支えているのが、鉄壁の投手陣だろう。25日以降の防御率は2.66で、9月の3試合は0.33だ。
先発陣では
和田毅の復帰、抑えの
サファテはセーブ日本タイ記録と投手陣には、まだまだ好材料が多く、そもそもこのゲーム差でV逸などあるはずもないが、最終盤戦、打者が夏場のお返しと奮闘するのが、クライマックスシリーズ突破、さらに日本一奪取のカギとなってくるのかもしれない。
写真=BBM