毎週水曜日発売（一部地域を除く）の『週刊ベースボール』。毎回月曜日から日曜日までの試合で「週間ベストナイン」を選定しているが、ONLINE版では土曜日から金曜日まで。今回は9月9日から9月14日までだ。

　まずは広島がマジック1としたセ・リーグから。

　9月14日現在の順位順期間内勝敗は
1位／広島4勝1敗
2位／阪神2勝1敗2分
3位／巨人2勝1敗2分
4位／DeNA1勝4敗
5位／中日2勝3敗
6位／ヤクルト2勝3敗

　今回の投手は、9月12日の広島戦（マツダ広島）で、9連勝と波に乗る広島を止めたDeNAのウィーランドだ。試合前のミーティングで、ラミレス監督が珍しく語気を強め、「一人ひとりの打者に真剣に、見下すことなく投げろ」とゲキ。それに応え、角度ある速球を軸に粘りのピッチングを見せた。

「勝つ流れを作りたかったのでよかった」と試合後のウィーランドはホッとした笑顔。走者を許しながらも要所を締め、6回を丸佳浩のソロによる1失点で、チームの連敗を今季ワーストの4で止め、自身は5連勝で8勝目を挙げた。この時点でDeNAは、5球団で唯一広島に12勝9敗と勝ち越し。

［投手］ウィーランド（DeNA）
期間内／1試合 1勝 0敗 防御率1.50

［捕手］小林誠司（巨人）
期間内／14打数 5安打 0本塁打 1打点 0盗塁 打率.357
※若手の宇佐見の台頭はあるが、期間内はよく打ち、意地を見せた

［一塁手］岩本貴裕（広島）
期間内／13打数 7安打 1本塁打 6打点 0盗塁 打率.538
※大きく出遅れたが昇格後は打ちまくる。ライトや代打起用もあるが今回は一塁で

［二塁手］上本博紀（阪神）
期間内／15打数 9安打 0本塁打 1打点 0盗塁 打率.600
※二番打者に定着し、打撃絶好調。12日から3安打、3安打、2安打

［遊撃手］大和（阪神）
期間内／22打数 8安打 0本塁打 0打点 0盗塁 打率.364
※期間内全試合安打。13日巨人戦では猛打賞

［三塁手］宮崎敏郎（DeNA）
期間内／21打数 7安打 0本塁打 4打点 0盗塁 打率.333
※期間内全試合安打。敗れた試合だが、13日は2安打3打点と気を吐く

［右翼手］糸井嘉男（阪神）
期間内／27打数 11安打 2本塁打 4打点 3盗塁 打率.407
※期間内全試合安打で打ちまくり、盗塁も3。10日は1本塁打含む4安打

［中堅手］陽岱鋼（巨人）
期間内／21打数　8安打 0本塁打 2打点 0盗塁 打率.381
※ややムラはあるが、13日の阪神戦は5打数5安打と大当たり

［左翼手］松山竜平（広島）
期間内／21打数 11安打 2本塁打 8打点 0盗塁 打率.524
※四番目の打者と本人は言うが、連覇に向け、これ以上の四番はいない

写真＝前島進