週刊ベースボールONLINE

編集部員コラム「Every Day BASEBALL」

ROOKIES・市原隼人もサプライズ参戦!車椅子ソフトボールが示したベースボール型競技の「新たなカタチ」

 

中外製薬 2017車椅子ソフトボール大会in東京で始球式を務めた俳優の市原隼人さん。ROOKIESのユニフォーム姿で登場し、会場は大歓声に包まれた


 いままで見たことがなかった、夢のフィールドがそこにはあった──。

 10月7日(土)、8日(日)の2日間、東京都江東区の東京臨海広域防災公園 特設会場で広がった風景は、これまで見たことがないベースボール型競技の新たなカタチ、可能性を提示するものだった。

 国内では2012年から本格的に普及活動が始まり、毎年7月には北海道で全日本選手権が開催されている「車椅子ソフトボール」。現在では9月にプロ野球の埼玉西武ライオンズが主催する「ライオンズカップ」も行われているが、6年目で初めて「中外製薬 2017車椅子ソフトボール大会in東京(関東車椅子ソフトボール協会主催)」として、大規模な大会が東京で開催された。

 国内からは埼玉西武がバックアップする「埼玉A.S.ライオンズ」を含む10チーム、さらに車椅子ソフトボール発祥の地であるアメリカからも「チームUSA」が参加し、合わせて200人近くのプレーヤーが一同に東京に集結。さらにスペシャルゲストとして大人気テレビドラマ「ROOKIES(ルーキーズ)」で主演を務めた俳優の市原隼人さん(写真)も始球式で登場するなど、多くのギャラリーや報道陣が連日詰めかけ、熱気に満ちた大会となった。

 車椅子ソフトボールの最大の魅力は、誰もが一緒に楽しめる「究極のバリアフリースポーツ」だということ。障がい者、健常者、性別、年齢、国籍など一切分け隔てなく、車椅子に乗って同じフィールドでプレーできる。日本車椅子ソフトボール協会も将来的にはパラリンピック種目入りを目指す一方で、「障害の有無に関係なく、誰でも一緒に楽しめるスポーツ」という2本柱での日本国内、さらには世界普及への動きを続けていく。

 さまざまな壁を超え、ベースボール型競技、ひいてはスポーツの「新たなカタチ」と可能性を提示しつつある車椅子ソフトボール。日本でも本格的な普及が始まった画期的な新スポーツが、私たちの身近な存在になる日は遠い日ではない──。そう感じさせる選手たちの熱気と、新発見の連続だった見応えのある夢が詰まった東京大会であった。

文=松井進作 写真=BBM

関連情報

週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部が今注目の選手、出来事をお届け

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング

コラムを探す

週刊ベースボール

バックナンバー