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2017トライアウト

【トライアウト】前巨人・乾真大「不完全燃焼、自信みなぎる左腕」

 

 11月15日、マツダ広島で12球団合同トライアウトが開催される。野球人生を懸けた勝負を繰り広げる戦力外選手たち。参加予定者の球歴を紹介する。

今季は序盤戦5試合に中継ぎ登板した乾


■プロフィル
名前:乾真大(いぬい・まさひろ)
ポジション:投手
生年月日:1988年12月8日(28歳)
身長・体重:176センチ82キロ
投打:左投左打
経歴:東洋大姫路高−東洋大−日本ハム11(ドラフト3位)−巨人16途=7年
2017成績:5試合 0勝0敗0H0S 5奪三振 防御率 5.06
 
 日本ハム入団時の同期のドラフト1位が斎藤佑樹。東洋大時代には1年春からベンチ入りし、2年春には4勝を挙げて最優秀投手とベストナインを受賞した。その年の世界選手権には大学日本代表として出場し、4年時も代表入り。U-26 NPB選抜対大学日本代表にも出場するなど、世代を代表する左腕だった。

 新人年は中継ぎ5試合の登板にとどまったが、2年目の2012年には中継ぎで36試合に登板。交流戦の巨人戦でプロ初勝利を挙げるなど、高い奪三振率を誇りつつ、順調な成長を見せているかに思われたが、制球力に課題が残り、以降は翌2013年に19試合の登板が唯一の2ケタ試合登板で、出番を失う。

 2016年に中継ぎ強化を目指した巨人に請われ、開幕直後に大累進とのトレードで移籍。大きな期待を受けたが、この年はわずかに2試合、今季は二軍で34試合に登板し、1勝1敗、防御率2.34とまずまずの成績を記録したが、一軍での登板は5試合のみの登板にとどまり、11月4日戦力外に。

 ただし、翌5日にはジャイアンツ球場を訪れて現役続行希望を表明し「トライアウトまでは続けたい」と汗を流している。「体も元気で悪いところもありません。全然落ちてきたとは思っていないです」と合同トライアウトにすべてを懸ける。

写真=BBM
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