週刊ベースボールONLINE

2017トライアウト

【トライアウト】前DeNA・松本啓二朗「状態は近年で一番いい」

 

 11月15日、マツダ広島で12球団合同トライアウトが開催される。野球人生を懸けた勝負を繰り広げる戦力外選手たち。参加予定者の球歴を紹介する。

高校、大学時代から長打力は非凡。新天地に活躍の場を見い出す


■プロフィル
名前:松本啓二朗(まつもと・けいじろう)
ポジション:外野手
生年月日:1986年6月24日(31歳)
身長・体重:182センチ85キロ
投打:左投左打
経歴:千葉経大付高−早大−横浜・DeNA09(ドラフト1位)=9年
2017成績:13試合 3安打 0本塁打 0打点 0盗塁 打率.250

 高校3年の夏に千葉経大付高の「エース・四番」で夏の甲子園に出場し、3回戦でダルビッシュ有を擁する東北高を破り、4強に進出した。非凡な長打力を生かすために早大で外野手に転向。2009年にドラフト1位でベイスターズの一員に加わったが、挫折の連続であった。

 ルーキーイヤーこそ「一番・センター」で開幕スタメンに抜てきされたが、以後は一軍と二軍を行ったり来たりのシーズンが続いた。13年には自己最多の72試合に出場するも、以後、レギュラーをつかむには至らなかった。

 近年では梶谷隆幸筒香嘉智桑原将志ら若手の台頭もあり、外野のレギュラーに割って入るのは難しくなるばかりで、今季は13試合の出場にとどまっていた。11月5日、球団から戦力外を通知されると「DeNAには9年間もお世話になって結果を出せなかったのが申し訳ない。感謝の気持ちしかありません。まだ野球を続けたい気持ちが正直あります」と素直な心情を語った。

 今季、ファームでは打率.302、5本塁打という好成績を残しており、打撃は錆びついてはいない。「体の状態や打撃は近年で一番いいです。外野でも一塁でも求められたところで結果を出したい」とトライアウトに向けて気持ちをリセット。新たな覚悟で再スタートを切る。

写真=BBM
週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部が今注目の選手、出来事をお届け

関連情報

みんなのコメント

  • 新着順
  • いいね順

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング