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編集部員コラム「Every Day BASEBALL」

師から贈られた言葉を胸に刻むヤクルトの新人・村上宗隆

 

堂々たる体格は、すでに強打者の風格十分だ


 全国各地で新人合同自主トレがスタートしている。ヤクルトのドラフト1位・村上宗隆は1月7日に埼玉・戸田市の寮に入った。

「正直不安だらけだけど、先輩たちにしっかり話を聞きたい。とにかく練習するだけ」。持参したのはマットレスと最低限の日常用品のみだった。「夜寝るだけですからね。野球しかやることがないと思っています」。野球漬けの毎日を送ると決意している。

 高校通算52本塁打という左のスラッガー。九州学院高時代は強打の大型捕手として名を馳せたが、12月7日の新入団会見では小川淳司監督が内野手起用を明言した。寮にはキャッチャーミットとともに、三塁コンバートを見据えて新調した内野手用グラブを持参。練習スタートとなった9日、戸田球場でさっそく使用した。「守備は一からのスタートなので、評価される打撃で良いところを見てもらえれば」と意欲を見せている。

 座右の銘は“臥薪嘗胆”。高校時代の苦い思い出が源となっている。高校1年夏に出場した甲子園。一塁守備で2つのエラーを犯し、これらが敗戦につながってしまう。「先輩の夏を終わらせてしまった」。村上は自らを責めた。そんな姿を見た坂井宏安監督が贈ったのが、この言葉だった。意訳すれば「目的を遂げるために苦心し、 努力を重ねること」。

プロでもポジションこそ違うが、“臥薪嘗胆”の思いは変わらないはず。決して得意ではない守備でも成長を遂げ、大打者への道を歩んでいく。

文=富田 庸 写真=榎本郁也

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