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2018キャンプ取材現場発

【日本ハム】アリゾナで奮闘する清宮幸太郎の現在地【キャンプ取材現場発】

 

第3クールに入って初めて打撃練習を行った清宮。怪物スラッガーにいよいよエンジンがかかってきた


 ようやく清宮幸太郎に本来の笑顔が戻ってきた。2月10日(日本時間11日)。アリゾナキャンプ第3クール開始日に、ついにバットを握った。まずは素振りを30スイング。続いてティー打撃を20スイングした。「やっぱり、うれしかったですね」と待ち望んでいた瞬間を振り返ったとき、何とも言えないホッとしたような笑顔が印象的だった。

 ストレスのたまる日々だったと思う。高校通算111本塁打のスラッガーは、1月の新人合同自主トレ中のアクシデントで、ストロングポイントの打撃から遠ざかることになった。「無理はしないようにしたい」と、口にはしてきたが、忸怩たる思いがあったのは確かだ。バットを手にした瞬間の、そのうれしそうな表情がすべてを物語っていた。

 右手親指の骨挫傷で、チームも慎重に復帰までの過程を踏ませた。違和感があるうちは打撃フォームを崩す可能性を考慮して我慢を強いてきた。その間は守備練習に時間を割かせた。栗山英樹監督は「打つ方は大丈夫。だから先に課題をつぶさせると、キャンプインからは徹底してスローイングや捕球技術を金子誠内野守備コーチから学ばせた。

 その成果をチーム初実戦で試すことになった。バットを再び握った日の練習試合で実戦デビュー。一塁守備で途中出場し、2イニングを守った。打球こそ飛んでこなかったが、雰囲気を肌で感じることができた。大きな動きを見せた1日を終えると「一歩、前に進めたと思います」。スロースタートとなったゴールデンルーキーが、いよいよアリゾナの地で本来の輝きを放ちつつある。

文・写真=BBM

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