高い集中力を発揮
“さすが”のスイングを見せた。2月18日、
中日との練習試合で広島の鈴木誠也がいきなり本塁打を放った。4回一死、代打で登場すると、
鈴木翔太が高めに投じた初球、138キロのストレートを振り抜くと打球は左翼席へ消えた。
昨年8月下旬、右足首を骨折。久しぶりの打席であれだけのスイングをできるのだから、練習から常に実戦を想定しているのだろう。
2016年は29本塁打、17年は26本塁打。堂々の四番打者だ。体にパワーがあふれていることはもちろん、ストレート待ちでも変化球に対応できる。技術的に優れているし、集中力も抜群だから、フルで試合に出ることができれば打率3割、30本塁打は軽くクリアするだろう。
この練習試合でも広島の各打者はバットが振れていた。足を使える選手が多いし、多角的な攻撃ができるのは相手にとって脅威だ。投手陣も層が厚い。今年も優勝候補の筆頭だろう。
写真=BBM