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プロ野球仰天伝説

【プロ野球仰天伝説68】野村監督批判の怪文書を書いたお騒がせ左腕【助っ人トンデモ話】

 

長いプロ野球の歴史の中で、数えきれない伝説が紡がれた。その一つひとつが、野球という国民的スポーツの面白さを倍増させたのは間違いない。野球ファンを“仰天”させた伝説。その数々を紹介していこう。

メイ[1998−99阪神→2000−01巨人/投手]



 エンゼルスから1998年、阪神に入団したメイ。かなりえげつないことをしたが、のっぺりした顔もあるのか(?)、今一つ印象が薄い助っ人だ。

 99年に就任した野村克也監督とはまったく合わず、自ら退団を申し入れ、それが拒否されると鳴尾浜球場で「私は野村監督が嫌いだ。彼のためにプレーしたくない」などと書かれた怪文書を報道陣に配ったこともある。これには球団も激怒。罰金1200万円、無期限謹慎処分とし、シーズン終了後、自由契約とした。

 このメイを獲得したのが巨人だが、00年6月7日の阪神戦で和田豊が3回続けて打席を外した際、背中を通すような危険球を投げた。試合後には「あれは和田を狙ったものか」と聞かれ、「TO HIM(狙った)」と答え、物議をかもしている。それでも12勝を挙げ、優勝にはしっかり貢献した。

写真=BBM
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