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阪神・メッセンジャーがスパイクを変更した理由とは

 

写真は昨季まで使用し続けたジョーダンのスパイク。今季はくるぶしを包み込む型のハイカット気味のナイキスパイクへ変更したメッセンジャー。開幕戦では足元にも注目してほしい



 今季、阪神の開幕投手に内定しているメッセンジャー。キャンプ終盤に右肩の違和感を訴えた。その後オープン戦初マウンドとなった3月9日の中日戦(甲子園)。初回に4点を奪われるなどやや不安を残しているが、メッセンジャー本人は「ダイジョウブ」と笑顔で答えた。
 
 現段階を「第二スプリング・トレーニング」と位置付けており、オープン戦残り2試合をしっかり目的を持って投げるという。そのメッセンジャーの足元には今季から使用する新しいスパイクがある。昨季まで使用していたジョーダン(ナイキのブランド名)からナイキスパイクに変更したのだ(写真は昨季使用のジョーダンスパイク)。

 昨季8月に右足に打球を受け腓(ひ)骨骨折をしたが、現在もその部分にボルトが入っている状態で、足元全体を保護するスパイクを探していた。本来ならば気に入っているジョーダンのスパイクが、その部分をカバーしてくれればよかったのだが、型に変更がないということで、同じメーカーのナイキのスパイクにいきついた。

 このスパイクはしっかり足を保護してくれると同時にメッセンジャーの足先や足の甲にもフィットするといい、ボルトが入った状態で1年間プレーするには最適なスパイクだという。現在のところブルペンでは使用しておらず、実戦のみ使われている。宜野座でのKIAとの練習試合、先日の中日戦、そして残り2試合で履き慣らし満を持して開幕戦を迎える。「いい感じで足になじんできているよ」とメッセンジャー。その開幕戦では、阪神のエースの足元をサポートするスパイクに注目してみても面白いのではないだろうか。


文=椎屋博幸 写真=BBM
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