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プロ野球仰天伝説

【プロ野球仰天伝説85】風貌に似合わず几帳面だった外国人通算最多本塁打のスラッガー【助っ人トンデモ話】

 

長いプロ野球の歴史の中で、数えきれない伝説が紡がれた。その一つひとつが、野球という国民的スポーツの面白さを倍増させたのは間違いない。野球ファンを“仰天”させた伝説。その数々を紹介していこう。

ローズ[1996−2003近鉄→04−05巨人→07−09オリックス/外野手]


近鉄・ローズ


 通算1674試合に出場し、外国人では史上最多の464本塁打、1792打点をマークしたタフィ・ローズ。近鉄、巨人オリックスに在籍、日本球界で通算13年間プレーしたことで日本語も完全にマスター。後輩たちにも日本語で打撃指導を惜しまず、多くのファンにも愛された。

 そんなローズは几帳面な人だった。外国人で、しかも退場の日本記録(14回)を持っていると豪快なイメージがあるが、ロッカールームは全選手の中で一番、整理整頓されていた。

 ロッカーの棚にかけられた服や、ズボンがかかったハンガーの一つひとつの間隔までも全部一緒だったのだ。誰かが触るものなら、すぐに分かるくらいだった。

 そのような几帳面な性格が、相手投手を分析する力にも使われ、“史上最強の助っ人”にまで登り詰めたと言えるかもしれない。

写真=BBM
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