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2018センバツ

センバツ/高知高・中屋友那「“世界”の経験値を武器に静かに闘志燃やすエース」【春のキーマン】

 

高知高・中屋友那[投手/3年]


高知高・中屋友那


“世界”を知る右腕だ。高知中時代にU-15日本代表に選ばれ、2015年のU-15アジア選手権に出場。大舞台を経験し、鳴り物入りで高知に進んだ。ただ、入学後は右肩などの故障に悩まされた時期もあり、周囲の期待どおりに活躍できたわけではなかった。

 それでも辛抱強くトレーニングに励み、エースとして成長した。179センチ71キロの体からしなやかなフォームでキレのある球を投げ込む。直球は130キロ台中盤ながら、スライダーやカットボール、チェンジアップなど鋭い変化球を持ち、制球力も十分。豊富な投手陣の中でも「中屋が中心。コントロールが良く、打たせて取れる」と島田達二監督からの信頼は厚い。

 昨秋の高知大会は4試合、21イニングで1失点。鳴門渦潮との四国大会初戦では4安打完封の快投を見せるなど自信をつかんだ。

 チームは四国大会準々決勝で敗退も、最後の4枠目でセンバツ出場。あこがれの聖地マウンドを見据え「しっかり投げて、1つでも多く勝ちたい」と静かに闘志を燃やしている。

写真=BBM
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