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編集部員コラム「Every Day BASEBALL」

勝利を呼ぶジャクソンスマイルは今季も健在

 

開幕戦でホールドをマークしたジャクソン


 2016年に広島に入団して以来、150キロを超える直球と、キレ味抜群のスライダーを武器に勝利の方程式として活躍するジェイ・ジャクソン。NPB3年目の今季もセットアッパーの役割を期待されたが、オープン戦では5試合に登板し、防御率17.18と不調だった。

 しかし開幕戦(3月30日、対中日、マツダ広島)では6対3の8回に登板し、ピンチを背負う場面はあったものの、12球で1回を無失点に。今季初登板で初ホールドを挙げ、マウンドを降りる際には「ファンと喜びを分かち合うため」のお決まりのパフォーマンスでもある“ジャクソンスマイル”を披露。開幕戦勝利に貢献した。

「実のところ、自分のシーズン初登板に懸ける特別な思いはないんだ。春先は寒いから気候などに注意しないといけないというくらい。夏場やオールスター明け、優勝に向かう終盤など、その場その場の戦いがある。僕にとってはシーズンの143試合すべてが重要な試合なんだ」と明かすジャクソン。オープン戦の登板を受けてもナーバスになることはなかったという。

「良い結果は出なかったけど、肩やヒジに問題なく投げられたことが一番だった。オープン戦から開幕までに特に変えた部分はないよ。キャンプ、オープン戦とやりたいことはできたし、体の状態もコンディショニングも万全だったからね」

 陽気な性格で、ブルペンの盛り上げ役としても欠かせないジャクソン。今季もチームとファンに笑顔を届けていく。


文=吉見淳司 写真=BBM
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