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プロ野球仰天伝説

【プロ野球仰天伝説102】股間を指さされ「ユー・アー・ウーマン」とののしられたジョンソン【怒れる男たち】

 

長いプロ野球の歴史の中で、数えきれない伝説が紡がれた。その一つひとつが、野球という国民的スポーツの面白さを倍増させたのは間違いない。野球ファンを“仰天”させた伝説。その数々を紹介していこう。

“ジョン損”と揶揄されて



 1975年、バリバリのメジャー・リーガーとして鳴り物入りで巨人に入団したジョンソン。しかし、本来のセカンドではなく、不慣れなサードを守ったこともあり、大不振に陥った。打率は.197、チームが球団史上初の最下位となったこともあり、“ジョン損”とも揶揄された。

 翌年は4月7日に大洋・平松政次から死球を受け、右手親指を負傷。球団の主治医を信頼できず、6月に一時帰国し、アメリカで治療することを決めた。

 だが、出発直前、事件が起こった。試合後、シャワーを浴び、タオルを巻いただけのジョンソンに長嶋茂雄監督が歩み寄り、いきなりバスタオルをはぎ取ると、股間を指さし、「ユー・アー・ウーマン」と叫んだのだ。アメリカに帰ってもう戻ってこないと思ったらしい。

 ジョンソンは怒りのあまりワナワナと震えたが、なんとか我慢。復帰後にはしっかり結果を出して優勝に貢献、意地を見せた。

写真=BBM
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