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プロ野球仰天伝説

【プロ野球仰天伝説107】銀座でステーキを食わせてブルームの技術を教わった張本勲【爆笑&小ネタスペシャル】

 

長いプロ野球の歴史の中で、数えきれない伝説が紡がれた。その一つひとつが、野球という国民的スポーツの面白さを倍増させたのは間違いない。野球ファンを“仰天”させた伝説。その数々を紹介していこう。

バントを使えば4割も……


東映・張本勲


 安打製造機と言われた張本勲(東映ほか)は、ある選手の技をどうしてもマネしたいと思っていた。近鉄・ブルーム(のち南海にも)のセーフティーバントだ。

 これは普通のバントとは違い、バックスイングまではヒッティングと同じで、当たる瞬間には、すでに左足を一塁方向に踏み出しているというもの(左打者)。このバントのコツを教えてもらうために、赤坂の有名店でブルームにステーキをおごった。

 このバントは張本に合っていたのか、すぐにマスター。70年、当時の史上最高打率到達まで、あと1安打の場面で使い、東映時代の大下弘の.3831を抜く、.3834をマークしている。

「バントは卑怯と言われ封印していたが、夏場からもっと使っていたら、あの年は打率4割はいけたかもしれない。マスコミの言葉など気にするんじゃなかった」

 天才は貪欲でもある。

写真=BBM

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