熱戦の続くプロ野球、4月2日から4月8日の期間で出た主な記録をピックアップする。 C開幕7戦連続5点以上
広島は4月6日の
DeNA戦(マツダ広島)に7対3で勝利。これで開幕戦から続く1試合5得点以上を7試合とした。開幕からの記録としては1985年の南海の8試合に次ぎ、08年の
ヤクルトと並ぶリーグタイ記録。なお広島は翌日の同カードに2対4で敗れ、記録の更新はならず。
S青木2369日ぶり神宮打
7年ぶりに古巣ヤクルトに復帰した
青木宣親が4月4日の広島戦(神宮)で初回一、二塁から中前打。これが神宮の公式戦としては2011年10月9日以来、2369日ぶりのヒットになった。
初の申告しない敬遠
今季から「申告敬遠」が導入されたが、4月5日の
オリックス戦(京セラドーム)で、
ロッテの
涌井秀章は、6回二死三塁から申告ではなく、4球、捕手を立たせての敬遠をし、その後、降板した。これは継投のルーティンを守るため、4球投げる間をなくさないよう、首脳陣で決めていたことという。
4209日ぶりの日本公式戦先発
4月5日の
巨人戦(ナゴヤドーム)に
中日・
松坂大輔が今季初登板初先発。5回3失点で敗戦投手となった。松坂のNPB公式戦での先発は
西武時代の2006年9月26日のロッテ戦以来、4209日ぶりとなる。
E則本1000奪三振
4月6日の
ソフトバンク戦(
楽天生命パーク)で、楽天の先発・
則本昂大は3回二死に
内川聖一から三振を奪い、奪三振の通算記録を1000とした。プロ野球147人目、球団にとっては
田中将大(現ヤンキース)に次ぎ2人目となる。達成ペースの最速記録は2017年5月30日に到達した
藤川球児(
阪神)の771回2/3で、則本は歴代5位のスピード記録になる。
[通算1000奪三振ペース5傑(達成年)]
1 藤川球児(阪神) 771回2/3(17年)
2
野茂英雄(近鉄) 871回(93年)
3
石井一久(ヤクルト) 913回(00年)
4
江夏豊(阪神) 940回(70年)
3 則本昂大(楽天) 958回(18年)
Lが開幕7戦連続先発勝利の日本タイ記録
西武は4月7日のオリックス戦(メットライフ)に6対3で勝利し、開幕からの連勝を7にした。勝ち投手は7回を2失点に抑えた
多和田真三郎で、これが今季2勝目。7勝のすべてが先発投手の勝利で、開幕からの同記録は54年の南海以来、64年ぶりの日本タイ記録だ。
なお、西武は翌日の同カード(メットライフ)に7対4と勝利し、連勝を8に伸ばしている。開幕8連勝は54、91年以来、球団史上3度目。
[7試合連続先発勝利の軌跡(先発投手の結果)]
3月30日/
菊池雄星(7回2失点)、31日/多和田(6回0失点)、4月1日/ウルフ(6回0失点)、3日/
十亀剣(7回2失点)、4日/
カスティーヨ(6回2/3 1失点)、6日/菊池(8回1失点)、7日/多和田(7回2失点)
M福浦が球団最多出場
ロッテの
福浦和也は4月8日の
日本ハム戦(東京ドーム)の延長10回表に代打で出場。通算出場試合を2161試合とし、
榎本喜八が持つ球団最多記録に並んだ。
写真=BBM