プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は4月13日だ。
やや足踏みをしたが、開幕から8連勝を飾り、首位を走る
西武。連勝は1991年以来となるが、91年の4月13日は、その連勝の最中、この年初めて「AKD」がホームランそろい踏みを果たした試合である。
Aは
秋山幸二、Kは
清原和博、Dはデストラーデ。球史に残る強力クリーンアップの代名詞で、デストラーデ加入前は秋山、清原でAK砲とも言われていた。
この日は平和台でのダイエー戦だったが、試合は打撃戦となる。西武はデストラーデの3号ソロ、清原の4号ソロなどで6点を奪うも、先発・
渡辺久信が振るわず、6対6で延長戦に突入する。
決勝打となったのは、11回表、走者2人を置いて打席に入った秋山の3ランだ。「みんなが調子がいいから乗ってくるんだよ」と笑顔。その裏、現
巨人GMの
鹿取義隆が2点を失うも9対8で逃げ切り、西武は開幕からの連勝を5とした。
写真=大泉謙也