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2018パ・リーグ6球団の二番事情は?

 

優勝するためには、そこが十分に機能していなければいけない。打線をつなぐ役割を果たす二番。シーズンが始まって対戦カードもひと回りしたが、果たして各球団、つなぎ役がどのような働きぶりを見せたか。パ・リーグ6球団の二番事情を見ていこう。

埼玉西武ライオンズ



 ひと回り成長した姿を見せている。2年目を迎えた昨年の新人王・源田壮亮。今季も西武打線の二番に座り、真価を発揮している。状況に応じた打撃は秀逸だ。強攻、犠打とあらゆる方法で走者を進め、走者がいなければ出塁を試みる。チャンスメーカーとして打線の火付け役を務めるが、今季はさらにポイントゲッターとして相手から恐れられる存在だ。下位が作ったチャンスをことごとく生かす。4月15日現在、14打点はリーグ2位だ。背番号6は強力打線のなかで大きな存在感を放っている。

千葉ロッテマリーンズ



 遊撃手として1997年の小坂誠以来、21年ぶりの開幕スタメンを勝ち取った藤岡裕大が「二番・遊撃」の座を守っている。楽天との開幕戦(ZOZOマリン)こそ3安打の鮮烈デビューだったが、その後バットは湿り気味。それでも13試合で9四死球と上々の出塁率を保ちながら、6犠打、7得点と打線の中で歯車として最低限の機能はしている。守備ではさすがの安定感を見せているものの平沢大河が遊撃の座を虎視眈々と狙っているだけに、再び打棒を炸裂させて不動の存在になりたい。

福岡ソフトバンクホークス



 一番・今宮健太の調子が上がらず開幕8試合目で早くも一、二番を交代させるなど今季も動きを見せそうな上位打線。4月11日の日本ハム戦(ヤフオクドーム)からは、いま一番当たっている上林誠知を二番に据えた。オープン戦終盤でも試した攻撃型オーダー。初回に適時三塁打で先制点を挙げ勝利に貢献すると、翌12日の同カードの8回には犠打でチャンスメークした。首脳陣としては上林をこのまま二番で育てるつもりはないようだが、さまざまな役割が求められる二番での経験から22歳の若鷹がどんな成長を見せるか楽しみだ。

北海道日本ハムファイターズ


日本ハム・横尾俊建


 いまだ試行錯誤が続いている。開幕は超攻撃型二番として3年目の横尾俊建を大抜擢。だが思うような結果を出せずに、3戦目には打撃絶好調の近藤健介を起用した。その後も西川遥輝田中賢介、さらに4月10日のロッテ戦では新助っ人のアルシアを二番に据えるなど日替わり状態。いかにチームとして得点を奪えるかを模索し、適任者の選定に栗山英樹監督も頭を悩ませている。過去には稲葉篤紀大谷翔平を二番に据えたこともあり、既成概念にとらわれないサプライズ起用の可能性も十分にある。

オリックス・バファローズ



 開幕14試合を終えて8試合で大城滉二が座るも、打率.167とバットは湿り、四球も1で出塁率は.186と好機を演出できず。打席では右方向を意識しているのは明らかで、際どいボールをファウルでカットするなど粘りも見せるが、ボールに合わせたスイングで力ない飛球を打ち上げることも多々。一番・宗佑磨も打率1割台とあって、淡泊な打席を減らしたいところ。チャンスメーカーの低調ぶりが、貧打にあえぐチーム事情を物語っている。

東北楽天ゴールデンイーグルス


楽天・C.ペゲーロ


 昨季は不動の二番打者・ペゲーロが猛威を振るったが、今の楽天打線にその面影はない。開幕3戦目まではペゲーロは務めたが、その後は茂木栄五郎藤田一也、そして茂木が不調と見ると代役の三好匠がその座に座っている。固定できないところに梨田昌孝監督の苦悩、チームの低迷が表れている。4月15日の西武戦(楽天生命パーク)でようやく打線がつながり、二番・茂木の猛打賞など今季初の2ケタ得点。これが浮上のきっかけとなるか。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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