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【連続写真】広島・衣笠祥雄「フルスイングで鳴らした世界の鉄人」

 

プロ野球の歴史を彩った伝説のプレーヤーの打撃フォーム、投球フォームを連続写真とともに紹介。今回は“世界の鉄人”衣笠祥雄だ。

中距離打者から長距離砲へ


広島・衣笠祥雄


 連続試合出場2215試合を誇る“世界の鉄人”。1970年10月19日、巨人戦(後楽園)以降、死球で骨折しても試合に出続けて、17年後の87年6月13日中日戦(広島)でルー・ゲーリック(ヤンキース)の世界記録を抜き、最終戦の10月22日大洋戦(横浜)で引退するまで、その数字を積み重ねていった。

 その打撃は通算504本塁打を生み出した、気持ちいいくらい豪快なフルスイングだ。衣笠本人は、「トップからの始動する部分で、もっとグリップを体に寄せて下半身を生かしたスイングをしたかった」と言うが、スイングの円弧が大きくなる分、“当たれば飛ぶ”ことは間違いない。

 左足が着地してからは左腰、左ヒザが開かないことを意識し、左手首を立てたままグリップからバットを引き出し、ヘッドを走らせる。フォローで左ヒザと突っ張った際、体の線がやや斜めになり、アッパー気味にも見えるが、高めにもかかわらず、インパクトまではきれいなレベルスイングだった。

 狙い球はいつもストレート。踏み込んでいく打ち方なので死球自体は多かったが、速い球に合わせている分、頭のほうに来る球はよけられたという。

●衣笠祥雄(きぬがさ・さちお)
1947年1月18日生まれ。京都府出身。右投右打。平安高から65年広島入団。87年限りで現役引退。[主なタイトル]MVP(84年)、打点王(84年)、盗塁王(76年)。[通算成績]2677試合、2543安打、504本塁打、1448打点、打率.270。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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