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西武の本拠地連勝が継続中!/週間記録室(4月24日〜4月29日)

 

熱戦の続くプロ野球、4月24日から4月29日の期間で出た主な記録をピックアップする。

Lついに本拠地11連勝


左から山川、多和田、秋山(西武


 4月29日、西武打線が大爆発。メットライフでの楽天戦で先発全員の15安打、今季最多16点で16対4の快勝。開幕からの本拠地連勝を11とした。

 これはフランチャイズ制正式導入の1952年以降では65年南海の19連勝、83年巨人の15連勝(1分け挟む)に次ぐもの。先の2チームはいずれも優勝を飾っている。

 すさまじいのは、この日、11号2ランを含む2安打4打点の山川穂高。チームが23試合消化時点で打率は.350で2位、本塁打は2位に4本差の11本、打点は2位に10点差の33でいずれもトップとなっている。また山川の11本塁打を放った10試合でのチームの勝敗は9勝1敗。

 この試合に先発した西武・多和田真三郎は7回2失点で開幕から5戦5勝。同僚・菊池雄星に並び、リーグ最多となった。4月に西武の2投手が5勝以上を挙げるのは、1956年西鉄時代以来、62年ぶり。このときは島原幸雄が7勝、河村久文が5勝だった。球団初優勝、日本一の年でもある。

 また栗山巧が3回に二塁打を放っているが、これは石毛宏典と並ぶ球団最多308本目の二塁打だった。

Gが63年ぶり20得点以上


 4月25日の中日戦(上毛敷島)で巨人は20点を挙げ勝利を飾っているが(20対4)、巨人の20得点以上は1955年6月22日の広島戦(後楽園)以来で10度目。このときは25対5だった。

 この試合の1回裏、巨人の一番打者・坂本勇人がレフト線に弾き返し二塁打。球団史上6人目の300二塁打を達成した。29歳4カ月での達成は66年の榎本喜八(東京。現ロッテ)に並ぶ史上最速タイ記録となる。

 また、勝利投手となった吉川光夫は、これで現在の12球団中11球団からの勝利。あとは古巣・日本ハムだけとなった。

Lがパ新の5戦連続9得点以上で5連勝


 西武は4月25日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に12対6で大勝。これで5戦連続の9得点以上で5連勝とした。これは2005年4月2日から7日まで阪神が達成して以来、2度目。パでは初となる。
 この間のスコアは以下。

 4月18日・日本ハム戦(メットライフ)9対8

 4月20日・ロッテ戦(メットライフ)9対8

 4月21日・ロッテ戦(メットライフ)9対3

 4月22日・ロッテ戦(メットライフ)11対5

 4月25日・ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)12対6

リクエスト初2回失敗


 4月26日のオリックス戦(札幌ドーム)で、日本ハムの栗山英樹監督がリクエストに2度失敗し、9回での2回の権利を7回の時点で使い切った。これは12球団で初。

L菊池が対E13連勝


 4月28日、西武の菊池雄星はメットライフでの楽天戦に先発し、6回無失点。5勝目を挙げた。開幕投手が開幕から先発で5戦5勝は、球団史上初。菊池はこの勝利で16年から続く楽天戦の連勝を13とした。

阿部の初安打でG7連勝


 開幕から代打出場のみで10打席連続ノーヒットだった巨人・阿部慎之助。4月29日のヤクルト戦(東京ドーム)で5対7と2点ビハインドの7回裏一死満塁に登場すると同点の2点タイムリー。試合は巨人がこの回6点を奪い逆転。最終的には11対8の勝利。2年ぶりの7連勝となった。

写真=榎本郁也
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