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プロ野球仰天伝説

野球選手の定番、パンチパーマへの反発から長髪にしていた池田親興/プロ野球仰天伝説132

 

長いプロ野球の歴史の中で、数えきれない伝説が紡がれた。その一つひとつが、野球という国民的スポーツの面白さを倍増させたのは間違いない。野球ファンを“仰天”させた伝説。その数々を紹介していこう。

猛虎の人気者に


阪神ではアイドル的な人気に


 1985年優勝、日本一になった阪神。バース、掛布雅之岡田彰布川藤幸三と、個性的な役者がそろったチームだったが、唯一、足りなかったのが、女性ファンの黄色い歓声を集める若きイケメンだった。

 その貴重な役割を抑えの中西清起とともに担ったのが2年目の池田親興だった(真弓明信は、ややマダムキラーに分類します)。84年に入団し、2年連続9勝。実績もともない、「猛虎の若きエース」と呼ばれ、人気者となっていた。

 ファッションも、当時流行のスタイルでばっちり決め、髪はサラサラの長め。

「長い髪は正直うっとうしかったけど、パンチパーマが主流の選手のカッコウが嫌で、変わらないかなと思っていました。周囲の声への反発もありましたね」

 池田はその後、91年に地元九州(宮崎出身)のダイエーに移籍し、新チームでは抑えに転向した。

写真=BBM
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