週刊ベースボールONLINE

プロ野球仰天伝説

焼き鳥の食べ比べで130本を食べ相撲取りに勝った景浦将/プロ野球仰天伝説148

 

長いプロ野球の歴史の中で、数えきれない伝説が紡がれた。その一つひとつが、野球という国民的スポーツの面白さを倍増させたのは間違いない。野球ファンを“仰天”させた伝説。その数々を紹介していこう。

巨大まんじゅうも24個を……


タイガース・景浦将


 とんでもない大食いで知られたのが、タイガース草創期、“二刀流”で活躍した景浦将だ。1936年秋には6勝0敗、防御率0.79で最優秀防御率(全31試合)。37年春には11勝5敗、防御率0.93に加え、47打点で打点王となっている(全56試合)。体をねじ切るような豪快なフォームは「ケガをするから誰もマネするな」と言っていた。

 ゴツイ顔ながら酒はほとんど飲めなかったが、大の甘党で、松山商時代、普通の人なら3個で満腹になる巨大まんじゅうを24個、平らげたことがある。
 
 これはプロ入り後だが、大食漢で知られた有名な相撲取りと焼き鳥で大食い競争をし、130本食べて勝った(力士は100本でダウン)。ちなみに、それまでのその店の記録は36本だったという。

 すき焼きの肉も平気で4キロは食べたというが、せっかちなのか、多少生っぽくてもハイスピードで食べ続け、野菜はほとんど食べない。同じ鍋で食べるのをみんな嫌がったという。

写真=BBM
週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部が今注目の選手、出来事をお届け

関連情報

みんなのコメント

  • 新着順
  • いいね順

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング