SHINJOはやっぱりエリ付きアンダーシャツ
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は5月28日だ。
2004年、球界再現問題の後、05年から交流戦が誕生。ここで前年の現状への危機感たっぷりの1リーグ移行論とは真逆(?)にOBによる始球式など歴史重視のイベントが次々行われた。
阪神の復刻版、横浜の交流戦限定版などユニフォームにも趣向が凝らされたが、5月28日、札幌円山球場の開場70周年を記念して行われた
ヤクルト戦では、
日本ハムがオールドユニフォームを披露している。
試合ではなく、練習のみだったが、74年後期から81年までのユニフォームをモチーフにしたものを着用し、ファンを喜ばせた。81年は後期に優勝し、前期Vの
ロッテを破って日本ハムとしては初、この時点では唯一のリーグ優勝を飾ったときのものだ。ヒルマン監督も「いつもより重く感じるよ」と神妙な顔だった。
ただし、これは上着だけで下は無地。帽子も変わらずと、やや中途半端だった。後日になるが、この年のオールスターでオリジナルユニを制作するも着用許可が出なかったSHINJIOは翌年物議を醸すことになる襟付きアンダーシャツでやっていた。
写真=BBM