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ロッテ・落合博満「神主打法で3度の三冠王に輝く最強スラッガー」/連続写真

 

プロ野球の歴史を彩った伝説のプレーヤーの打撃フォーム、投球フォームを連続写真とともに紹介。今回は3度の三冠王に輝いたロッテ落合博満だ。

課題克服のための神主打法



ロッテ・落合博満の連続写真1



ロッテ・落合博満の連続写真2



ロッテ・落合博満の連続写真3



ロッテ・落合博満の連続写真4



ロッテ・落合博満の連続写真5



ロッテ・落合博満の連続写真6



ロッテ・落合博満の連続写真7



ロッテ・落合博満の連続写真8



ロッテ・落合博満の連続写真9


 柔らかく、力強いスイングで幾多の大記録を作った。そのバッティング技術、そして生き様は“オレ流”とも言われ、周囲とのあつれきを怖がらず、自分の信念を決して曲げない男だった。

 1979年ロッテに入団。直後、山内一弘監督の打撃指導に対し、「ダメならクビでいいです。ほうっておいてください」と言い放った。スタメン定着の81年から3年連続首位打者。82年には戦後史上最年少で三冠王に輝いた。

 さらに、そのときの数字が平凡と言われると85年には52本塁打、146打点、打率.367で2度目の三冠王。翌年もほぼ同レベルの数字で史上初、3度目の三冠王になっている。その後は中日巨人でも四番を打ち、そのバッティング理論には他チームの後輩選手にも信奉者が多かった。

 構えは、いわゆる“神主打法”で顔の前にバットを置いている。スイングの際に右ヒジが後ろに入り、抜くことができないという課題を克服するために考えたものだという。

 トップの位置は深く、力をしっかりためている。踏み込んだ前足に重心を少し移し、インコースに詰まりそうなときは、体を意識的に下げ、しっかり振り切るための距離を作っていた。

●落合博満(おちあい・ひろみつ)
1953年12月9日生まれ。秋田県出身。右投右打。秋田工高から東洋大中退、東芝府中を経てドラフト3位で79年ロッテ入団。87年中日、94年巨人、97年日本ハムへ移籍。98年限り限りで現役引退。[主なタイトル]MVP2回、首位打者5回、本塁打王5回、打点王5回[通算成績]2236試合、2371安打、510本塁打、1564打点、65盗塁、打率.311。

写真=BBM
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