週刊ベースボール編集部が熱戦の続くプロ野球で週間MIP、ベストナインを選出。今週は6月5日から6月10日の期間だ。今週はパ主催の試合がなかったので、DH部門は選んでいない 2試合目の完封
週間MIP「中日・ガルシア(投手)」
独特のモヒカンヘアが特徴の新助っ人が、投げるたびに評価を上げている。
6月9日の
ソフトバンク戦(ナゴヤドーム)で被安打3、今季2度目の完封勝利。7勝2敗とし、防御率1.96はリーグトップになった。ソフトバンクの完封負けは今季初でもある。
チェンジアップ、スライダーが武器だが、この試合の最後、見逃し三振の
柳田悠岐に投げ込んだのは、150キロの真っすぐ。この日もそうだったが、
松坂大輔登板翌試合のチームは7戦7勝と聞き、「次もマツザカの次に投げたいね」と笑った。
セ・リーグ週間ベストナイン
[投手]
ガルシア(中日/2回目)
期間内/試1勝1敗0防0.00
※9日H戦で2度目の完封。課題の制球も落ち着いてきた。
[捕手]
會澤翼(
広島/5回目)
期間内/打13安5本1点2盗0率.385
※得点圏10割で8日E戦は6号含む2安打2打点。通算打率.345。規定打席狙ってほしい。
[一塁手]
川端慎吾(
ヤクルト)
期間内/打15安8本0点0盗0率.533
※7日に復帰後3試合マルチ、全試合安打で打撃好調を維持。今後は本職の三塁か。
[二塁手]
高橋周平(中日/2回目)
期間内/打21安7本1点3盗0率.333
※打撃好調を維持し、8日H戦では勝ち越し3ラン。
[三塁手]
岡本和真(
巨人)
期間内/打22安8本0点3盗0率.364
※得点圏打率5割で四番の風格も。9日L戦では3安打2打点。守備はいまいち。
[遊撃手]
坂本勇人(巨人/5回目)
期間内/打22安5本2点7盗0率.227
※打率は低いが出塁率は.393と高い。L戦の2試合連続弾を評価。
[左翼手]
バレンティン(ヤクルト/4回目)
期間内/打20安7本3点7盗0率.350
※ムラがあるが、破壊力は抜群。10日Bs戦は3ラン含む5打点。
[中堅手]
陽岱鋼(巨人)
期間内/打23安8本1点2盗0率.348
※6月に入り打撃好調維持。ようやくエンジンがかかってきたか。
[右翼手]
神里和毅(
DeNA/2回目)
期間内/打16安8本1点3盗2率.500
※両親を招いた4日F戦では決勝打含む4安打。足でも魅せた。
パ・リーグ週間ベストナイン
[投手]
菊池雄星(
西武/2回目)
期間内/試1勝1敗0防0.00
※8日G戦では7回零封。菅野とのエース対決に完勝。
[捕手]
田村龍弘(
ロッテ/3回目)
期間内/打19安5本0点0盗0率.263
※6月に入り打撃好調。守備でも懸命のリード。
[一塁手]
中田翔(
日本ハム/2回目)
期間内/打17安7本1点5盗0率.412
※期間内全試合安打と好調。得点圏打率5割と勝負強さも。
[二塁手]
浅村栄斗(西武/4回目)
期間内/打21安8本4点8盗1率.381
※5日D戦では2打席弾含む4安打。勝負強さも戻ってきた。
[三塁手]
ウィーラー(
楽天/3回目)
期間内/打22安6本1点5盗0率.273
※全体にサードは不振週だが、7日G戦の満塁弾評価。
[遊撃手]
茂木栄五郎(楽天)
期間内/打22安8本1点2盗0率.364
※期間内全試合安打と打撃好調。5日G戦では先制2ランも。
[左翼手]
角中勝也(ロッテ/2回目)
期間内/打20安9本0点6盗0率.450
※6月の打率は.484とすさまじい。敗戦だが7日D戦は4安打4打点。
[中堅手]
秋山翔吾(西武/6回目)
期間内/打21安10本1点3盗0率.476
※期間内猛打賞3回と止まらない。史上初の打率4割はこの男かもしれない。
[右翼手]
吉田正尚(
オリックス/4回目)
打21安7本1点3盗0率.333
主にレフトの出場だがライトに入った7日T戦で3安打
写真=BBM