週刊ベースボール編集部が熱戦の続くプロ野球で週間MIP、ベストナインを選出。今週は6月12日から6月17日の期間だ 無四球で7勝目
週間MIP「巨人・菅野智之(投手)」
マリン名物の強風もこの男には関係なかった。
6月15日
ロッテ戦(ZOZOマリン)で「一番のこだわりがある」という無四球で今季3度目の完封勝利を飾った巨人・菅野智之。ストレートの球威も十分ながら、単に“イ
ケイケ”ではなく、多彩な変化球のコンビネーションや制球にもこだわり、さらに完投を意識したメリハリもあった。
いまの日本球界では誰も真似できない、まさに一つ、上のレベルのピッチングと言えるだろう。
菅野はこれが対ロッテ初勝利で、11球団からの勝利をマークしたことになる。
セ・リーグ週間ベストナイン
[投手]
菅野智之(巨人/2回目)
期間内/試1勝1敗防0.00
※今季3度目の完封で7勝目。こだわりの無四球も見事。
[捕手]
中村悠平(
ヤクルト/2回目)
期間内/打14安3本0点0盗0率.214
※12日
西武戦で頭部死球を受けるも14日から復帰し懸命なリード見せる。
[一塁手]
岡本和真(巨人/4回目)
期間内/打22安7本2点4盗0率.318
※現在打率2位と高値安定。
ソフトバンク戦では3試合連続マルチ。
[二塁手]
糸原健斗(
阪神)
期間内/打23安9本0点2盗0率.391
※打撃好調を維持、四球6で出塁率も.517も光る。
[三塁手]
宮崎敏郎(
DeNA/6回目)
期間内/打23安7本1点1盗0率.304
※打率はそこそこなのだが、勝負どころには物足りなさあり。
[遊撃手]
坂本勇人(巨人/6回目)
期間内/打25安10本1点5盗0率.400
※期間内猛打賞2回。得点圏打率も5割と高い。
[左翼手]
中谷将大(阪神)
期間内/打25安9本2点8盗0率.360
※勝負強さ増し、頼もしさも出てきた。16日
楽天戦は貴重な同点打。
[中堅手]
青木宣親(ヤクルト/2回目)
期間内/打26安11本1点6盗0率.423
※5試合連続マルチと打撃好調。14日西武戦は先頭打者ランニング弾。
[右翼手]
糸井嘉男(阪神/3回目)
期間内/打18安7本0点1盗4率.389
※期間内6試合ですべて四球あり。10四球で出塁率.607。
[指名打者]
松山竜平(
広島/2回目)
期間内打/20安8本1点2盗0率.400
※相変わらず打撃好調は頼もしいが、得点圏打率.167は物足りない。
パ・リーグ週間ベストナイン
[投手]
ボルシンガー(ロッテ)
期間内/試1勝1敗0防0.00
※巨人戦で来日初完封をスミ1で飾る。7連勝で8勝目をマーク。
[捕手]
森 友哉(西武/2回目)
期間内/打13安3本2点7盗0率.231
※打率は低いがインパクトあった。16日
中日戦は豪快グランドスラム。
[一塁手]
中田 翔(
日本ハム/3回目)
期間内/打23安10本2点10盗0率.435
※13日から5試合連続マルチ。得点圏打率.556も頼もしい。
[二塁手]
浅村栄斗(西武/5回目)
期間内/打21安8本1点7盗0率.381
※勝負強さも光り、13日から3試合連続2打点。
[三塁手]
鈴木大地(ロッテ)
期間内/打19安8本1点1盗0率.421
※期間内全試合安打と打撃上向き。二塁打4本も光る。
[遊撃手]
藤岡裕大(ロッテ/4回目)
期間内/打22安8本0点0盗1率.364
※必ずしも本調子ではないが期間内マルチ3回。ひたむきさ目立つ。
[左翼手]
近藤健介(日本ハム/3回目)
期間内/打24安10本1点10盗0率.417
※期間内全試合安打、マルチ3回。16日まで7試合連続打点も見事。
[中堅手]
秋山翔吾(西武/7回目)
期間内/打25安8本0点2盗0率.320
※期間内マルチ3回と好調維持。守備では大きなミスもあった。
[右翼手]
大田泰示(日本ハム/2回目)
期間内/打23安10本0点7盗0率.435
※期間内マルチ4試合。6試合中5試合に打点と絶好調。
[指名打者]
デスパイネ(ソフトバンク/3回目)
期間内/打20安6本4点9盗0率.300
※15日からは3試合連続の4本塁打。6月に入り打撃好調維持。
写真=BBM