週刊ベースボール編集部が熱戦の続くプロ野球で週間MIP、ベストナインを選出。今週は6月18日から6月24日の期間だ 躍動する平石チルドレン
いまだダントツの最下位ながら、
平石洋介監督代行となった6月17日以降は4勝1敗と好調を維持する楽天。
その象徴が一番に座る23歳の若武者スイッチヒッターだ。この5試合で22打数11安打、打率5割、今回の期間内では4試合で18打数10安打と打ちまくる。
24日の
日本ハム戦(楽天生命パーク)では自慢の俊足を生かして決勝の内野安打を放った。果敢な守備、走塁での貢献も大。平石監督代行も「ここまで想像を遙かに超えている」と絶賛する。
東北の地に頼もしい新鋭が台頭した。
セ・リーグ週間ベストナイン
[投手]
大瀬良大地(
広島)
期間内/試1勝1敗0防0.00
※22日T戦で7回無失点10勝目。久々の20勝投手誕生ペースだが。
[捕手]
小林誠司(
巨人/2回目)
期間内/打7安1本0点1盗0率.143
※期間内捕手部門は打が振るわず。菅野、
山口俊のリードを評価。
[一塁手]
陽川尚将(
阪神)
期間内/打17安7本0点2盗0率.412
※勝利にはつながっていないが、期間内3試合マルチと打撃好調。
[二塁手]
菊池涼介(広島/6回目)
期間内/打16安3本0点2盗1率.188
※打撃は本調子でないが、守備の貢献と全試合出場の安心感が光る。
[三塁手]
マギー(巨人/2回目)
期間内/打12安8本1点5盗0率.667
※スタメン外れた危機感もあり、復帰後大爆発で勝利に貢献。
[遊撃手]
西浦直亨(
ヤクルト)
期間内/打15安7本1点5盗0率.467
※敗れたが22日G戦は4の4。一番起用の24日は3打点で勝利貢献。
[左翼手]
野間峻祥(広島/2回目)
期間内/打14安5本0点2盗1率.357
※打撃好調を維持。つかんだレギュラーの座は譲らない。
[中堅手]
丸 佳浩(広島/4回目)
期間内/打16安7本4点5盗0率.438
※得点圏打率.000は物足りないが4本塁打で勝利に貢献。
[右翼手]
鈴木誠也(広島/3回目)
期間内/打17安6本1点7盗0率.353
※24日T戦の満塁弾は、まさに四番の風格。新ミスターカープ襲名間近?
パ・リーグ週間ベストナイン
[投手]
菊池雄星(
西武/3回目)
期間内/試1勝1敗0防0.00
※安定感あふれる投球で7回無失点、開幕から無傷の8連勝。
[捕手]
鶴岡慎也(日本ハム/2回目)
期間内/打10安3本2点2盗0率.300
※18、22日と2戦連続本塁打。ベテランのバットが絶好調だ。
[一塁手]
井上晴哉(
ロッテ/2回目)
期間内/打6安5本3点8盗0率.833
※三塁打もあり長打率2.677。24日は2本塁打1三塁打1単打。
[二塁手]
浅村栄斗(西武/6回目)
期間内/打15安5本1点4盗0率.333
※16日からの4試合連続マルチと変わらず好調。
[三塁手]
外崎修汰(西武/4回目)
期間内/打14安8本0点2盗3率.571
※期間内全試合安打と好調。得点圏打率.750も光る。
[遊撃手]
茂木栄五郎(楽天/2回目)
期間内/打16安6本2点5盗0率.375
※19、22日の2戦連続弾。打撃がようやく上向きに。
[左翼手]
吉田正尚(
オリックス/4回目)
期間内/打5安3本0点1盗0率.600
※交流戦MVP。負傷がなければどれだけ打っていたのか。
[中堅手]
田中和基(楽天)
期間内/打18安10本0点2盗2率.556
※新しいスター誕生の予感。攻守走で生きが良い。
[右翼手]
斉藤彰吾(西武)
期間内/打14安7本1点4盗1率.500
※18日からライトのスタメンに入り。以後打撃絶好調。
[指名打者]
アマダー(楽天/2回目)
期間内/打10安4本1点2盗0率.400
※6月に入り打撃復調気配。24日には貴重な同点弾。
写真=BBM