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押し出し四球、個人はDeNA・濱口遥大らの4が最多、ただ、複数投手の記録は5で、この試合なんと8押し出し?(6月26日〜7月1日)

 

熱戦の続くプロ野球、6月26日から7月1日の期間で出た主な記録をピックアップする。

DeNA・濱口遥大が4連続押し出し四球


マウンドでぼう然とする濱口


 7月1日の広島戦(横浜)でDeNAは、3回二死二、三塁からバティスタを申告敬遠し、満塁策。

 しかし、ここから先発の濱口遥大が一気に崩れる。西川龍馬會澤翼、投手の岡田明丈田中広輔と4連続押し出し四球。

 これは47年4月20日、阪神戦における阪急・溝部武夫以来71年ぶり2人目のワーストタイ記録だった。

 なお、複数投手での最多は、これも1リーグ時代だが44年5月16日、阪急戦の産業(現中日)投手陣だ。

 まず7回表5対5から森井茂が四球を出し、押し出しで1点。その後、代わった井上嘉弘が2つ、さらに松尾幸造が2つの四球で5連続押し出しとなった。

 ただ、この日はそれで終わらなかった。8回に松尾が2人を四球で歩かせた後、ヒットを許し無死満塁。そこから四球で6つめの押し出し、代わった加藤正二が2者連続四球。あわせて8押し出しを記録した。 

日本ハムが球団4500勝


 6月26日、日本ハムは、上沢直之の2安打完封でソフトバンク戦に勝利(5対0。那覇セルラースタジアム)。沖縄でのパ・リーグ公式戦は、これが9試合目だが、日本ハムは東映時代の61年以来となる。日本ハムは7球団目となる球団通算4500勝。

広島が球団初の3試合連続2ケタ得点


 6月26日の巨人戦(マツダ広島)で広島は14対5の大勝。これで、いずれも甲子園の阪神戦での23日11対3、24日11対6に続く3試合連続2ケタ得点となった。
 広島にとっては球団史上初。プロ野球最長は4試合だ(次戦でストップ)。

阪神・能見、通算100勝


 6月28日のDeNA戦(横浜)で阪神・能見篤史が2対2の8回表に登板。1イニングを無失点に抑えると、9回チームが勝ち越し、勝利投手に。

 能見はプロ野球135人目の通算100勝を達成。阪神では85年の山本和行以来の11人目となる。

日本ハム・増井が12球団からセーブ


 6月29日の日本ハム戦(札幌ドーム)で、日本ハムの増井浩俊が2対1で迎えた9回裏を抑え、20セーブ目を獲得した。

 日本ハムからオリックスへ移籍1年目の増井は、これで12球団からのセーブ。全12球団からのセーブは江夏豊(日本ハムほか)、クルーン(巨人ほか)、サファテ(ソフトバンク)に次ぎ史上4人目となる。

楽天が対西武・菊池雄星の連敗をストップ


 6月29日の西武戦(メットライフ)で、楽天は西武先発・菊池雄星を攻略し、15対1で大勝した。楽天は16年5月25日以来、菊池の先発試合に14連敗、うち菊池に13勝を献上していた。

ヤクルト・山田が球団最年少150号


 6月30日の阪神戦(神宮)で7回にヤクルト山田哲人が17号2ラン。自身通算150本塁打を達成した(プロ野球168人目)。25歳11カ月は史上10位の年少達成。ヤクルトでは92年、池山隆寛の26歳4カ月を下回る最年記録となる。

日本ハム・宮西、歴代最多タイ273ホールド


 中継ぎのスペシャリスト左腕・日本ハムの宮西尚生にまた勲章が増えた。

 6月30日、札幌ドームでのオリックス戦、5対2の7回表に二番手として登板し、8球で打者2人を抑え、今季16ホールド。宮西はこれで通算600試合登板(救援登板は全600試合)で山口鉄也(巨人)に並ぶ史上最多タイ273ホールド。

広島・丸が通算1000安打


 6月30日のDeNA戦(横浜)で広島・丸佳浩が3回にセンター前ヒット。プロ野球293人目の通算1000安打。

写真=BBM
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