週刊ベースボールONLINE

HOT TOPIC

中崎の初タイトルが有力!セ6球団のクローザー事情は?

 

シーズンも折り返し地点も過ぎたが各球団、クローザーはしっかりと機能しているのだろうか。チームに勝利を呼ぶ存在。守護神がしっかりと仕事を果たさなければ、優勝も遠ざかってしまう。セ・リーグ6球団のクローザー事情を見ていこう(記録は7月8日現在)。

広島東洋カープ



 今季も中崎翔太が不動の守護神。抑えとしてのキャリアを重ねていく中で、結果がどう出ても気持ちを大きく揺らすことなく次に臨む、という面で成長、強みとして身につけた。今季はここまで33試合に登板し、失点したのはわずかに6試合という安定感で、着々とセーブを重ねている。6月28日の巨人戦(マツダ広島)でセ・リーグ20セーブ一番乗り、現在21セーブはリーグトップで、このままいけば、初のタイトルも有力だ。

読売ジャイアンツ


巨人・マシソン


 昨季、2016年のセーブ王・澤村拓一の不在をカバーしたA.カミネロが今季も開幕からクローザーを務めていたが、20試合の登板で被安打27、防御率5.79の不安定さで首脳陣の信頼を損なう。二軍のクローザーだったS.アダメスの支配下昇格、さらには先発投手事情も苦しく、T.ヤングマンの昇格も絡んで(つまり外国人枠の問題)、6月30日に登録を抹消。以降は14年に30セーブをマークした経験もあるS.マシソンが代役を務めている。

阪神タイガース



 昨年のセ・リーグのセーブ王で、今季も絶対的な存在として9回のマウンドに立っているのがドリスだ。今季も広島の中崎翔太に次ぐリーグ2位の19セーブを挙げている。150キロ後半の真っすぐと140キロ後半のフォークで打ち取るスタイルは健在。しかし、昨年のような安定感はなく、ヒットを打たれ「ブロウンセーブ(セーブ失敗)」も多くなっている。ただ、体調不良などもあり、本調子でない中でもしっかりとリーグ2位のセーブを築いているところは「さすが」とうべきだろう。

横浜DeNAベイスターズ



 4年目の山崎康晃が絶対的なクローザーとして君臨する。チームの状況によりなかなかセーブ数が伸ばせないでいるが、31試合2勝2敗18セーブ、防御率1.16と安定感を誇っている。山崎の強みは自らが守護神に「向いている」と言うほどのメンタルの強さにある。プレッシャーがかかるほど、アドレナリンが出てギアは一段、二段と上がっていく。さらに入団以来、ケガや故障と無縁という丈夫な体も成功の要因だろう。初のセーブ王へ向けて、「背番号19」は準備を怠らない。

東京ヤクルトスワローズ



 セーブ数こそセ・リーグのクローザー6人中5位だが、防御率は1点台と屈指の安定感を誇る石山泰稚。今季途中から抑えに転向したが、今やリーグを代表するクローザーの1人と言っていいだろう。交流戦は10試合に登板して無失点。レギュラーシーズンを含めれば16試合連続無失点と快投を続けた。それでも本人に失点に関するこだわりはない。「1点リードして追われればOK」。チームでは投手キャプテンを務めているが、進んで前に出るタイプではない。その姿勢で投手陣をけん引する。

中日ドラゴンズ



 昨季34セーブの田島慎二を迷うことなく挙げたいところなのだが……。開幕当初こそ順調にセーブ数を伸ばしたものの、6月下旬から急変。28日のヤクルト戦(神宮)では山田哲人にサヨナラ本塁打を浴びるなど、3試合連続でセーブ失敗(2敗)の背信投球。これには森繁和監督も決断を下さざるを得ず、「田島が元気になるまでは又吉(克樹)と鈴木(博志)の2人でやっていくしかない」。7月7日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)では3点リードの9回に鈴木がマウンドに立ち、うれしいプロ初セーブ。しばらくは代役クローザーとなりそうだ。

写真=BBM

関連情報

週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部が今注目の選手、出来事をお届け

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング