週刊ベースボールONLINE

2018都市対抗リポート

選手の気持ちに寄り添う“名将”JR東日本・堀井哲也監督の魅力/JABA公式サポ・豊島わかなの熱視線!

 

7月13日から12日間、東京ドームで行われる第89回都市対抗野球大会。全国12地区の予選を勝ち抜いた32チームが出場する栄光の「黒獅子旗」をかけた社会人野球の祭典です。週刊ベースボールONLINEでは、都市対抗野球大会にまつわるさまざまな情報や知られざる秘話を『JABA公式サポーター』が日替わりで発信していきます。本日は豊島わかなさんです。

「お父さん気分で見ているときも……」


JR東日本・堀井哲也監督


 JR東日本の堀井哲也監督は、2005年の就任以来、今年でチームを13回も都市対抗出場に導いた名監督です。

 社会人野球の仕事をしていると、長年現場に携わっている方々から「堀井監督の話を聞いたほうが良い」と勧められます。あるJR東日本野球部OBの方は「とにかく“気付き”ができる人。何か相談をすればいい加減には答えず、必ず良い答えを導き出してくれる」と堀井監督の魅力を話します。

 そんな堀井監督にJR東日本野球部の魅力を問うと、「若い選手が多いこと。若さは特徴と武器です。昔と違い、選手のことをお父さん気分で見ているときもある」と話してくださいました。

 昨年の田嶋大樹投手(現オリックス)のように、若くて実力のある選手を育てるのが得意なイメージのある堀井監督ですが、「こればかりは近道がないので、心技体を鍛えさせて選手を信じて実戦をさせる。私の仕事は全身全霊、細かく選手を観察することなので、よく見ていますよ」と選手の細かい部分までしっかり目を向けて、思ったことを言葉にし、コミュニケーションを取っているそうです。

「社会人野球は大人の真剣勝負というところが魅力。1年間やってきたことがたった3時間に凝縮されていることが面白い」と語り、自チームの目標を“日本一”と掲げます。

 試合前の取材では、「勝った瞬間から2分間は楽しいが、3分以上経つと次の試合のことを考えている」と話していましたが、2回戦の新日鐵住金鹿島戦に1対0で勝利し、試合後、3分以上経って話をうかがうと、「3分以上経ちましたが、今日は勝利に浸っています(笑)。都市対抗は勝てば100点です!」とユーモアたっぷりの堀井監督でした。

公式サポーター日本野球連盟YouTubeチャンネル

PROFILE

左から成田沙耶加さん、豊島わかなさん、田中優美さん/写真=BBM


なりた・さやか●1990年7月30日生まれ。山梨県出身。ニックネームは「さやくま」。野球観戦歴は家族の影響で幼少時から。趣味は料理とスポーツ観戦、特技は健康食作り。

とよしま・わかな●1986年12月14日生まれ。愛知県出身。ニックネームは「豊ちゃん」。野球観戦歴は小学生のころから。趣味はラーメン屋巡り、特技は猫の爪切り。

たなか・ゆみ●1992年5月21日生まれ。神奈川県出身。ニックネームは「ゆーみん」。野球観戦歴は高校1年生のころから。趣味は動物とたわむれる、特技は脚が柔らかいこと。
週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部が今注目の選手、出来事をお届け

関連情報

みんなのコメント

  • 新着順
  • いいね順

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング