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BCリーグのドラフト候補 村田修一相手に自己最速149キロをマークした新潟・長谷川凌汰

 

あこがれの投手は藤川球児


BCリーグ新潟・長谷川凌汰


 新潟の新人右腕・長谷川凌汰(龍谷大)が今秋のドラフト候補としてスカウトから注目を集めている。

 188センチ、92キロの堂々とした体格から投げ下ろす直球の最速は149キロ。開幕から抑えとして存在感を発揮してきたが、チーム事情からここにきて先発も任されるようになった。ここまで23試合に登板し、3勝1敗4セーブ、防御率2.43(7月16日現在)と安定している。

 福井県の出身。福井商を経て入学した龍谷大では「4年春までは球速は140キロそこそこ。全然大したことがない投手だった」と振り返る。卒業後に野球を続ける考えはなく、就職活動で一般企業から内定をもらっていた。

 しかし最後のリーグ戦を迎えた4年秋に転機が訪れた。太ももを高く上げるフォームに変更したところ、「球速が146キロまでアップした」。抑えとして試合を重ねるにつれ、「野球を続けたいという気持ちが大きくなっていった」という。新潟で選手経験があった同大の内山友希コーチに相談したところBCLへの挑戦を勧められた。

 長身と力のある直球を目にした新潟の首脳陣は、開幕から長谷川を抑えに抜てき。5月27日の栃木戦では村田修一(元巨人)を相手に自己最速の149キロをマークした。6月17日の巨人三軍戦では同点の最終回に登板。一死一、二塁のピンチを招いたが、二番打者の増田大輝をカットボールで遊ゴロ併殺に打ち取った。この日の直球最速は146キロ。ただ「結果は0点に抑えられたが、内容には満足していない」とどん欲だった。

 長谷川自身、「まだその日その日でイメージと実際の投球に『ズレ』がある。NPBでは年間144試合あり、抑えは毎日ブルペンで肩を作らなければならない。毎日のズレをなくさないと上では通用しない」と課題を挙げる。加藤博人監督も「直球は速いが変化球の精度を上げなければダメ。それができれば上(NPB)も見える」と指摘する。

 あこがれの投手は阪神藤川球児。「真っすぐで空振りが取れる投手になりたい」と意気込む。「前期は自分が投げて2度のサヨナラ負けを喫した。それが悔しい」と話し、「登板した試合は0で抑えること」を誓う。後期にさらなる進化を見せ、夢のNPB入りへアピールを続けるつもりだ。

文=岡田浩人

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