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プロ野球仰天伝説

カープがピジョンやレインボーに!? 広島カープス? 始動/プロ野球仰天伝説213

 

長いプロ野球の歴史の中で、数えきれない伝説が紡がれた。その一つひとつが、野球という国民的スポーツの面白さを倍増させたのは間違いない。野球ファンを“仰天”させた伝説。その数々を紹介していこう。

「前へ前へ」と突き進む闘志あふれるプレースタイル


50年シーズン開幕戦は、西日本パイレーツに5対6と惜敗


 広島のニックネームである「カープ」広島市を流れる太田川に鯉が多く生息していたこと、広島城の別称が「鯉城(りじょう)」であること、中国の登竜門の故事にある立身出世の象徴である鯉にまつわり付けられたとされる。

 1949年9月28日、日本野球連盟に加盟申請した際には「カープ」だったが、50年3月10日に福岡・平和台球場でセ・リーグが開幕した際のプラカードには「カープス」とある(写真)。しかし、カープ(CARP)は複数でも「S」が付かない英単語という指摘があり、カープとなった。

 ちなみにニックネーム候補はほかにもあった。それが以下だ。

・レインボー(虹)=すぐ消えるからボツ

・アトムズ(原子爆弾)=政治的見地からボツ

・ブラックベア(黒熊)=暗いからボツ

・ピジョン(鳩)=平和の象徴でも弱そうだからボツ

 今となっては「カープ」以外は考えられない。

写真=BBM
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