週刊ベースボール編集部が熱戦の続くプロ野球で週間MIP、ベストナインを選出。今週は8月7日から8月19日の期間だ 一番定着大爆発!
今回は週べ本誌の前号が合併号だったため、8月7日から19日と2週分からMIP(もっとも印象的だった選手)とベストナインを選んでいく。
まずMIPは竜の斬り込み隊長・平田良介だ。
一番に起用され、6試合が経過したが、この間24打数16安打で打率は.667。うち直近の4試合となると、打率.824とすさまじい。
通算打率も7試合前の.324から.347まで上げ、リーグトップを奪回した。
大爆発のきっかけとなったのが、8月16日の
DeNA戦(ナゴヤドーム)でのサイクルヒットだ。
初回先頭打者弾から始まり、二塁打、二塁打、三塁打、単打で5打数5安打。
ここから快進撃が本格的に始まった。
それにしても後輩たちに刺激されたか、平田をはじめ、
西武の
中村剛也、
浅村栄斗、
森友哉と
阪神在籍者を除けば、大阪桐蔭高校OBが元気だ。
なお、セのライトは平田以外にも
広島・
鈴木誠也(.409)、阪神・
糸井嘉男(.400)、DeNA・
ソト(.354)、
ヤクルト・
雄平(.317)、
巨人・
長野久義(.500)と軒並み打ちまくった期間でもある。
セ・リーグ週間ベストナイン
[投手]
原樹理(ヤクルト)
期間内/試2勝2敗0防1.80
※苦しい時期もあったが、先発復帰後好調を維持。16日巨人戦ではプロ初完封も。
[捕手]
梅野隆太郎(阪神/4回目)
期間内/打32安10本2点5盗1率.313
※打撃好調を維持し、18日には神宮でバックスクリーン弾。
[一塁手]
ビシエド(中日/6回目)
期間内/打46安22本3点10盗0率.478
※すさまじい勢いで安打量産し、打率もリーグ3位まで上げている。
[二塁手]
田中俊太(巨人)
期間内/打23安11本0点1盗0率.478
※14日久々の一軍で途中出場ながら2の2と結果出してスタメンを奪取。
[三塁手]
西川龍馬(広島)
期間内/打48安17本1点8盗1率.354
※田中に代わって一番にも入って打ちまくる。勝負強さも光る。
[遊撃手]
大和(DeNA)
期間内/打36安15本0点4盗2率.417
※スーパーサブで複数ポジション守る。8月に入ってバットに火がついた。
[左翼手]
筒香嘉智(DeNA/4回目)
期間内/打41安13本3点8盗0率.317
※まだまだ本調子ではないが存在感はさすが。17日広島戦の逆転満塁弾はしびれた。
[中堅手]
丸 佳浩(広島/6回目)
期間内/打47安16本3点13盗1率.340
※相変わらずの勝負強さで13打点。安打が四球をついに抜いた
[右翼手]
平田良介(中日/3回目)
期間内/打44安20本1点8盗0率.455
※別記
パ・リーグ週間ベストナイン
[投手]
千賀滉大(
ソフトバンク)
期間内/試2勝2敗0防0.00
※2試合連続無失点で2勝。17日は意外にも? プロ初完封だった。
[捕手]
森友哉(西武/5回目)
期間内/打48安15本3点9盗0率.313
※8月は安定してヒット量産。通算打率も3割目前だ。14日にはサヨナラ打も。
[一塁手]
山川穂高(西武/5回目)
期間内/打52安16本7点11盗0率.308
※期間内に7本塁打と量産。ただ得点圏.214はやや物足りず。
[二塁手]
浅村栄斗(西武/10回目)
期間内/打53安15本3点11盗0率.283
※19日
日本ハム戦は貴重な満塁弾含む2発。山川と並び打点トップに立った。
[三塁手]
中村剛也(西武/4回目)
期間内/打43安16本7点16盗0率.372
※ソフトバンク・松田も好調だったが、6戦連続弾は圧巻。出塁率も.481と高い。
[遊撃手]
中島卓也(日本ハム/4回目)
期間内/打39安14本0点2盗5率.359
※夏場に来て打率も上がってきた。守走の貢献も大だ。
[左翼手]
吉田正尚(
オリックス/8回目)
期間内/打46安13本3点10盗0率.283
※チームは不振ながら四番で踏ん張る。バットが折れながらの本塁打は凄まじかった。
[中堅手]
柳田悠岐(ソフトバンク/5回目)
期間内/打30安10本2点7盗2率.333
※打撃は相変わらずコンスタントだ。四球11で出塁率は.535と高い。
[右翼手]
外崎修汰(西武/3回目)
期間内/打49安14本3点5盗2率.286
※得意の(?)小力で直近6試合で3本塁打。守備、走塁でも貢献。
[指名打者]
デスパイネ(ソフトバンク/4回目)
期間内/打22安9本3点8盗0率.409
※打撃が上向いていただけに故障離脱は痛い。
写真=BBM