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2018トライアウト

【トライアウト】前日本ハム・新垣勇人 33歳右腕が決意のマウンドへ

 

11月13日、タマスタ筑後で12球団合同トライアウトが開催される。野球人生を懸けた勝負を繰り広げる戦力外選手たち。参加予定者の球歴を紹介する。

2015年にプロ初勝利を飾るも、結果を出せずに日本ハム在籍6年で戦力外通告を受けた


■プロフィル
名前:新垣勇人(あらかき・はやと)
ポジション:投手
生年月日:1985年10月21日(33歳)
身長・体重:183センチ86キロ
投打:右投右打
経歴:国士舘高−横浜商大−東芝−日本ハム13(ドラフト5位)=6年
2018成績:1試合 0勝0敗0S 奪三振1 防御率9.00

 横浜商大時代は神奈川大学野球リーグで18勝をマークし、3年の春と秋に連続でベストナインにも選出された。東芝ではケガにも悩まされたが、入社4年目にはチームのエースとして都市対抗野球大会にも出場。150キロの伸びのある直球と、落差の大きいフォークボールで一躍ドラフト候補に名乗りを挙げ、2012年秋のドラフト5位に入団した。この年に入団した全ルーキーの中で最年長だった。

 だが、プロ入り後は結果を残せず。6年間で一軍登板はわずかに12試合。ボールの威力はあったが、制球力に課題を残して勝ち星には結びつかず。キャリアのほとんどが二軍暮らしだった。それでも腐ることなく、持ち前の明るいキャラクターでチームメートからは「ガキさん」と親しまれ、ムードメーカーとしての役目も担った。またプライベートでは大の将棋好きな一面もあり、何かと話題に事欠かない選手だった。

 プロ6年目の今シーズンは「お笑い担当だけでなく、プレーヤーとしてもっとチームに貢献したい」と6月に右ヒジ関節内遊離体摘出術を決断。万全の状態での飛躍を誓ったが、若手の台頭もあって来シーズンの戦力構想から外れた。それでも野球への情熱は尽きることはなく、トライアウト挑戦をすぐに決意。33歳と年齢は若くないが、豊富な経験値と熱いハートで最後のアピールの舞台に挑む。

写真=BBM
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