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球界デキゴトロジー/12月18日

激動の阪神、星野監督が誕生!(2001年12月18日)

 

監督就任会見の席で抱負を語る星野新監督


 プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は2001年12月18日だ。

 この日、大阪市内のホテルで星野仙一氏の阪神監督就任会見が行われた。背番号は直前まで務めていた中日監督時代と同じ77番。200人を超える報道陣を前に星野新監督は口を開いた。

「戦う男、戦う集団にしたい。目を吊り上げて、火の玉のごとく戦えるような人間を育ててみたい」

“知将”野村克也監督を迎えても3年連続最下位に終わった阪神。猛虎再建は容易なことではない。「野球人生を懸けるのか?」という質問に対しては悲壮な決意で答えた。

「(再建は)そんな生易しいものではないでしょう。そんな程度では阪神の監督は引き受けられない。人生のすべてを懸ける。それでないと立て直しは無理でしょう」

 阪神への指南役として親友でもあり、OBの田淵幸一氏を入閣させると、中日時代からの参謀だった島野育夫コーチを中日から引き抜いた。やるか、やられるか。勝つか、負けるか。縦じまのユニフォームを着た“燃える男”の、人生のすべてを懸けた戦いが始まった。

写真=BBM
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