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秋山も大歓迎!西武移籍の内海「僕にできることは野球以外でもしたい」

 

「2ケタ勝利を目指して頑張る」


西武入団会見を行った内海


巨人内海がFA移籍炭谷の人的補償で西武へ』

 巨人に激震が走った翌日の12月21日、内海哲也が新天地・西武の球団事務所で入団会見を行った。

「来シーズン、西武ライオンズさんにお世話になります内海です。よろしくお願いします」

 8台のテレビカメラ、50人を超える報道陣の前で、開口一番の挨拶こそ緊張の面持ちだったが、気持ちはすでに切り替わっていた。15年間という長い時間を過ごした巨人のチームメート、ファンからの寂しがる声や、原辰徳監督からの「頑張ってこい」の激励の言葉に「ありがたい」と感謝を述べた一方で、「ライオンズの一員として戦うんだなという気持ちになりました。みんな、すごいびっくりしていましたが、1日経って前向きな気持ちです。家族も関係者も応援してくれています。『もうひと花』じゃないですが、強いライオンズの一員となって、活躍したいなと素直に思いました。若い投手も多いと聞いています。コミュニケーションをとりながら、聞かれたことは答えたいですし、僕にできることは、野球以外でもしたいと思います」と、心機一転、すがすがしく話した。

「届いたリストを見たときから、内海投手がいいなと思っていました」という渡辺久信SDは、巨人で通算133勝、1969イニングスを投げ、チームをリーグ優勝6度、日本一2度に導いた実績、経験値に大きなリスペクトを抱いた上で、「それ以上に、一番は、今年だいぶ良かった。ボールのキレ、コントロールなど、投げる試合はある程度しっかりと仕事をしていた」と、獲得の決め手を説明した。また、今季5勝という数字についても、「内海君が今まですごかったので、5勝と聞いてみなさんは『少ないな』と思うかもしれないですが、5勝をしてくれる投手は、チームとって貴重です」と、高く評価した。

 一方、内海本人も、「今年は良い状態で一軍で投げられた試合も何試合もあった」と、今季の手応えを口にした上で、「せっかく獲っていただいたので、数字でも貢献したい。2ケタ勝利目指して頑張ります」と、意気込んだ。

チームメートに早速挨拶


 加入が決まり、早速、チームメートとなる中村剛也栗山巧増田達至武隈祥太らに連絡をしたという。さらに、秋山翔吾、元西武の牧田和久(パドレス)から連絡があったことも明かし、「『秋山翔吾から電話がかかってきたよ』と言ったら、子どもたちが喜んでました」と、笑った。

 会見後、球団職員らと第二球場、室内練習場、若獅子寮などの施設を見学して回ったが、偶然にも第二球場に自主トレに訪れていた秋山と遭遇。「昨日は(電話を)ありがとうございました」「これからよろしくお願いします」と、互いに初対面の挨拶を交わすと、両手でガッチリと握手。「良いタイミングで会えてよかった」と、秋山も満面の笑みで喜んだ。投手と野手の差はあるが、「聞きたいことはたくさんある」と、シーズン最多安打日本記録保持選手。

「実際にはまだ見たことがないですが、いろいろは人から話を聞いたり、報道を見聞きしていると、練習量や取り組んでる姿勢とかが素晴らしいという印象です。いろいろ勉強になると思う。早くキャンプなどで一緒にやりたい」

 実績、人間性とも尊敬できる大先輩の加入を心から歓迎した。

 その秋山を筆頭に今季12球団最強を誇ったライオンズ打線を味方につけることになり、「ワクワクしています」と内海は目を輝かせた。

 胸に紺色の文字で『Lions』と入った真っ白なユニフォームにソデを通すと、「どうですか?」と、照れ笑いしながら報道陣に感想を問いかけた。そんな一面にも、多くの人から慕われ、人望を集める内海の人間性が垣間見えた思いがした。

「ユニフォームは変わりますが、内海哲也という選手は変わらない。チームが変わっても応援してほしいですし、ひとまわり、ふたまわり成長した姿を見てほしい」

 巨人時代の背番号『26』より、「1つでも上に行く、先に行くという気持ち」で、自ら選んだ『27』を背負い、意気揚々と野球人としての新たな人生をスタートさせる。

文=上岡真里江 写真=大泉謙也

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