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球界デキゴトロジー/2月6日

“仰木マジック”でイチローがオリックス宮古島キャンプへ(2005年2月6日)

 

エイサーの掛け声と指笛の鳴り響く中、登場して仰木監督と握手をしたイチロー


 プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は2005年2月6日だ。

 オリックスの宮古島キャンプがイチローフィーバーに沸き返った。第2クール初日となった2月6日、04年に262安打の大リーグ記録を樹立したマリナーズ・イチローが宮古島キャンプを訪問。滞在わずか3時間という強行日程ながら、ランチタイムにはフリー打撃を行うなど、詰めかけた1500人のファンを大いに喜ばせた。

 00年以来となる来島にイチローも「懐かしいにおいがしますね」とニッコリ。「車のスピードの遅さに宮古島を感じました。チャリンコに抜かれたときはどうしようかと思った」と独特のユーモアで報道陣の笑いを誘った。

 この日、最大の見せ場のバッティング練習では、ファンとオリックスの選手たちが食い入るように見つめる中、100スイング中15本のサク越えを放つなど、鋭い打球を連発した。

 球団発表によると、この日、球場に集まった観衆は宮古島キャンプ史上最多とのこと。この大盛況には、仕掛け人の仰木彬監督も「まさにイチロー効果やね。ファンも喜んでくれたし、チームの刺激にならないはずがない」とニンマリ。イチローが帰路に就いた後も球場に残った多くのファンのために、監督自らが主力選手を率いて臨時サイン会まで行うサービスぶりだった。

写真=BBM
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