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西武が再び野球振興に熱 指導者講習会に“ルーキー”長田秀一郎氏が登板

 

2月11日、西武は野球振興の一環として指導者講習会を行った


 西武は2月11日、「初心者に楽しんでもらう野球指導」をテーマに、地域の子どもたちに野球を教える機会がある人を対象とした指導者講習会を西武第二球場室内練習場で実施した。講習会は同球団の地域コミュニティ活動「L- FRIENDS」の柱の1つである「野球振興」の一環。子どもたちが野球を楽しめる環境を「支える人の育成」を目指して行われた。講師にはアカデミーや地域の野球教室で日頃から小中学生に野球を教えている星野智樹吉見太一、そして今年からアカデミーコーチに就任した長田秀一郎の3名が登場。

「投げる」「捕る」の動作では星野が「キャッチボールには大事な動きがたくさん詰まっているので大切に行ってほしい。身体の正面で捕球することは小さい子には難しいので、最初の段階では強制しなくてよいですね」と見本を交えながら説明すると多くの参加者が頷きながらメモを取った。また、「打つ」動作では吉見が「子どもにとってボールをよく見なさいというアドバイスが、顔をボールに近づけるという解釈につながってしまい、かえってボールを見づらくするため、ボールをどの位置で打つのが良いかを子ども自身に体感してもらうことが大切」と話した。

 自身の子どもが野球をはじめ、少年野球のお手伝いにも出る機会の増えたという尾池俊彦さんは「片手で守備をする考え方や、脚だけでなく頭を使ったアップメニューも参考になりました。チームの練習に取り入れていきたいです」と指導者講習会に参加した感想を語った。また、長田は「同じ野球の指導者同士が勉強する機会を通して、実は同じような課題を抱えているということを確認できた。大人に伝えるよりも子どもを教えるということの方が難しいことなので、これからもっと経験を積んで良い方法を見つけていきたい」と今後を見据えた。

写真=埼玉西武ライオンズ提供
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